ただ、冒頭のメールの先生は「こんな状態になってしまったのは、われわれ教員が指導法を確立していないまずさもあるとは思います」と反省の言葉を記し、こう続けていた。「過熱した報道を見て、自殺すれば社会を動かした英雄になるかもしれないという子供が増えないか、心配でなりません」 大阪市立桜宮高校の問題でも、体育系2科の入試募集中止や部活動停止をめぐり、同校の女子生徒を名乗る若い女性から、市に「私が死ねば在校生はみんな救われるんでしょうか」と自殺をほのめかすような電話がかかっていた。子供たちにとって「自殺」が事態打開のキーワードになっているということだろうか。 体罰問題と直接関係ないが、今月14日には、大阪府大東市のJR片町線(学研都市線)野崎駅で、快速電車にはねられて小学5年の男児が死亡。「どうかひとつの小さな命とひきかえに(小学校の)統廃合を中止してください」と記した遺書が見つかるという衝撃的な出