日本でも「グーの惑星」というWiiウェア版がプレイできる2「World of Goo」。カジュアルであり,ダウンロード専用であり,物理エンジン搭載であるなど,最近のさまざまなトレンドを余さず備えたインディーズゲームの申し子のようなタイトルだ。デベロッパの2D Boyはつねに「プレイヤーを信じる」ことを信条にしており,会社としてまるで採算のとれないような企画まで始めている。今回は,そんな欧米ゲーム業界の異端児,2D Boyの1年の軌跡を紹介したい。 欧米ゲーム市場で脚光を浴びつつあるインディーズ系のゲーム。「Darwinia」「Everyday Shooter」「Braid」,そして「Audiosurf」など,大ヒットになった作品が続出しているジャンルであり,中でもWorld of Goo(グーの惑星)はその筆頭といったところ。ゲーム販売のダウンロード化が進んで間接経費が減ったことから,それ