今日は、SEO事業者の話題を。いろんな人が「SEOやります」と言っていますが、その中身は千差万別。ルールを守るところからルール無視のところまで、いろんなタイプのSEO事業者を分類してみました。 SEO事業者といっても、ユーザーのニーズを調査してどんなコンテンツを作りサイトの構造をどうするべきかアドバイスするところもあれば、「リンク100本3万2000円」とリンクだけを売るところ、他のSEO事業者にリンクを卸すところなど、いろいろです。 SEOを依頼するならば、何をしてくれるのかを知ったうえで頼むのがいいのですが、今回はその手前、検索エンジンの利用規約やネットの一般的なルールを守るか守らないかと、検索エンジンに対する知識の深さでマッピングしてみました。 上図の横軸に示す「ホワイト」がルールを守るタイプで「ブラック」がルールを守らないタイプを、縦軸が検索エンジンに関する知識の有無を示します。
コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。 宮脇 睦(有限会社アズモード) 心得其の百八十伍 消えた300万円不動産業界では100万円単位の値引きは当たり前で、3,980万円だった物件が1週間のうちに3,880万円となり、その翌週には3,680万円ということも珍しくありません。私も含めた周囲では、値引きなしに不動産を買った人はいません。「いまなら300万円値下げします」と耳元で囁き「落とす」ために、一般的な不動産価格にはあらかじめ「値引き分」が含まれているのです。これを「ズルイ」とはい
この間、Google AnalyticsとGoogle Website Optimizerのトレーニングセミナー「Seminar for Success」にSEOmoz社員数人で参加してきた。参加者は全員、Google Analyticsについてそれなりに理解してはいるが、さらに上級者向けの情報を入手して、Google Analyticsの可能性について理解を深めたいと切に願っていた。加えて、何かのトレーニングを受けることは、たとえ自分がよく知っているつもりのものでさえ、必ず役立つものだ! セミナー初日は、Google Analyticsの紹介とユーザートレーニングが行われたが、私がまったく想像もしてなかった使い方のコツや戦術がたくさんあるということにすぐ気付かされた。そのうちいくつかについては、Google Analyticsにそんなものがあるということさえ知らなかったので、愚か者になっ
日本語で読めるSEO/SEM情報悪質リンクでヤフーからインデックス削除 (インフォキュービックSEOブログ)ヤフーのSEOについて、たびたび洞察力のある情報を提供しているインフォキュービックブログが今回伝えたのは、ヤフーのインデックス削除の分析。 粗悪なリンクを張るとペナルティを受け、さらにそのまま放置しておくとインデックスから削除される傾向にあるとのこと。 同ブログのバックリンクペナルティの事例を示した記事も、あわせて読んでいただきたい。 被リンクが勝手に集まるブログの書き方 (ホームページを作る人のネタ帳)自発的なリンクを集めるためのブログ記事の書き方を指南している。 リンクが張られるようにするためには、次のようなコツがあるそうだ。 使われやすいようにする使われ方を想定する文章をパーツ化するあとで自分が使えるようにするはてブとTwitterで、1か月で3万 PV達成 (gerenuk.
測定/追跡すべきデータについて説明した前回に続いて、今回はそのためのソフトウェアやツールを紹介する。 無料の解析ソフトウェア完全に無料で利用できる非常に質の高い解析ソフトウェアがたくさんある。Webサーバーにインストールしてログファイルベースのデータを収集/解析するものもあれば、ページにJavaScriptを埋め込んで個々のアクセスデータを取得するものもある。多くの場合は、アクセス解析をしようと思ったら、ソフトウェアを利用することになるだろう。というのも、生のアクセスログファイルを解析するのはとてつもなく退屈で時間がかかるうえ、Webサーバーのアクセスログファイルにアクセスする方法さえわかっていない組織も多いからだ。ソフトウェアを使って追跡しよう。無料で使えるアクセス解析ツールなんて……という心配は無用。なかなかどうして、すごく優秀なソフトがいくつもある。 無料の解析ソフトウェアでお勧めは
セス・ゴディン氏は僕がとても尊敬している人だ。だから、広範なテーマを表面的にしか扱っていない彼の「SEOでお金を稼ぐ方法」という記事を読んで、最初は少々がっかりした。でも、何度かメールをやり取りして納得したよ。これは彼が明確な意図のもとに書いたもので、このテーマに対して多くの人が抱いている考えを、わかりやすい形で示したに過ぎないってことがわかったからね。 で、彼の書いたような記事も悪くはないけど、ご存知の通り、僕は愛するこの仕事を表面的に分析されるのが大嫌いだ。そこで今回は、ゴディン氏の分析を掘り下げて、このテーマをもう少し詳しく(でもわかりやすさを損なわないように)論じてみたいと思う。 ゴディン氏は、SEOを通じて達成できるビジネス戦略として、以下の2つを挙げている。
数字301恒久的なサーバーリダイレクト。Apacheサーバーの.htaccessファイルに記述したウェブページのアドレス変更のこと。正規版サイト公開時のURL変更問題を処理するのにも便利。AAdWordsアドワーズ広告を参照。AdWordsサイトMFAと同義。GoogleのAdWords広告掲載プログラムAdsense用に作成したページのこと。広告掲載だけを意図して設計したウェブサイト。必ずしも悪くはないが、一般的には良くない。テレビ番組なんかは、多くの場合広告目的だね。altテキスト代替テキストを参照。BB2B企業間の商取引。B2C企業と消費者間の商取引。CCGCユーザー生成コンテンツを参照。CGMユーザー生成コンテンツを参照。CMSContent Management Systemの略。コンテンツ管理システムを参照。CPC(Cost Per Click)クリック単価の略。掲載した広告の
Web担当者がSEOで直面する悩みとそのふたつの原因Webサイト運営にまつわるお悩みごとは色々とあるものですが、なかでもSEOを外部に委託するなど他人の協力を得て行っていく際には独特の悩みが発生しがちです。 -(なかなか上位表示されない・・・。)-(内部対策っていうけど、本当に対策されているのかな?見た目は変わらないし・・・。)-(外部対策っていうけど、本当にリンクが増えているのかなぁ・・・。)-(・・・・・・。本当にきちんと取り組んでくれているのかな????)このような独特の悩みの原因は、SEOの持つ次のふたつの特徴にあります。 ひとつは「必ずしもすぐに効果が現れるとは限らない」こと、もうひとつは「目に見える作業が(ほとんど)ない」こと。 このふたつの特徴は、SEOを請け負う業者側にも頭の痛い問題です。クライアント担当者は「必ずしもすぐに効果が現れるとは限らない」ことを理解してくれていて
端末特性に応じたユーザビリティの考え方最も身近で、どこでも気軽に使えるインターネット端末となった携帯電話。端末の急速な普及とハイスペック化にともない、携帯電話向けインターネットサービスによるマーケティングが各企業で本格的に取り組まれるようになっています。PC向けWebサイトと同様、携帯向けWebサイト(以降“モバイルサイト”)の構築においても当然、ユーザビリティの高いサイトを構築することが各企業のビジネスによい影響をもたらすことは必然です。 しかし、モバイルサイトでは、これまで各企業が構築・運用してきたPC向けWebサイトと比べると、画面サイズや1ページで表示できるページ容量制限、キャリアごとの違いなど、モバイルならではの制約があります。それらを踏まえたうえで、どうすればモバイルサイトでユーザーにメッセージを正確に伝えることができ、ストレスなく利用できるユーザビリティの優れたサイトを実現で
僕は今、連れ合いのMystery Guestと一緒に、カリフォルニア州オーシャンビーチにある親戚の家で休暇を過ごしている。一緒にお気に入りのテレビ番組を見た後、Mystery Guestは1時間ほど前に眠り込んでしまった。さっきまで降っていた雨も上がり、とても静かだ。聞こえてくるのは波の音ばかり。時おり、表を通る酔っ払いの声もするけどね。 今の幸せな気分をみんなと共にしたくて、ちょっとしたプレゼントを用意した。SEOに関連して知っておいて損はない10の秘訣だ。あまり手間はかからず、かなりの効果が期待できるよ。 #1 キーワード カニバリゼーションをリダイレクトで解消するだいたいどこのサイトでも、最も重要なキーワードでターゲティングしているページが複数あるものなんだ。同じサイトのページが検索結果の2ページ目と、3ページ目、4ページ目、それに5ページ目といった具合に分かれて表示されて、結果的に
僕は、普段はインフォメーションアーキテクトとして情報アーキテクチャ設計やユーザー経験デザインのプロジェクトに関わったり、プロデューサーとしてプロジェクトを統括する立場に立ったりしています。このコラムでは、僕自身の経験や情報アーキテクチャ分野での議論から、主にWebプロジェクト一般に関わるような課題や考え方を紹介していきたいと思います。 まず、第1回のテーマとしては、僕が代表を務める株式会社コンセントの体制を例にしながら、「情報アーキテクチャ」という考え方がどういうものなのかを紹介します。 そもそも情報アーキテクチャとは何か情報アーキテクチャは、簡単に言ってしまえば情報のつなぎ方のデザインです(図1)。世の中には、平面上のデザイン(グラフィックデザイン)、操作画面のデザイン(GUIデザイン)、主に製品の形のデザイン(プロダクトデザイン)など、さまざまなデザインが存在しますが、情報アーキテクチ
検索マーケティング関連のイベントSearch Marketing Expo East(SMX East)の最終日、僕とニックはとてもおもしろいセッションに参加したんだ。司会のダニー・サリバン氏が選んだ聴衆からの質問に、グーグル、ヤフー、マイクロソフトの検索エンジニアが答えるという内容だった。 僕はこの5年間、検索に関係するさまざまなカンファレンスで、これと同じようなセッションにもたくさん参加してきたけれど、このセッッションは、その中で最高とまで言わないまでも、それに近い線だったと思う。質問の質は高いし、回答も率直にして誠意のある端的なもので、人を見下すようなところは微塵も感じられなかった。聞いてておもしろいだけではなく、とても役に立つセッションだったよ。 このセッションで学んだポイントのうち、大事なものを6つほど紹介しよう。 セッションIDの使用普通、URLにセッションIDを含めることはよ
グーグルは、検索キーワード調査ツール「Google Insights for Search」を2008年8月5日に開始した(以下、「グーグルインサイト」と表記)。 グーグルインサイトは、同社のウェブ検索サービスで利用された検索キーワードの統計を調べられるサービスで、キーワードの人気の推移、どの地域の人がよく検索しているのか、関連キーワードは何か、関連キーワードで利用が急激に伸びているキーワードは何かなどを調査できる。 →グーグルインサイト http://www.google.com/insights/search グーグルインサイトを使ってみようグーグルインサイトは主に同社のキーワード広告サービスであるアドワーズ広告の広告主が、出稿するキーワードをより柔軟に調査検討することを念頭に作られたものだが、もちろんSEO目的の社内的なキーワード調査にも利用できる。 インターフェイスは英語だが、日本
大規模なウェブサイトのSEOをやっていて不満を感じるのは、グーグルが検索インデックスのごく一部しか見せてくれなくて、もっと多くの検索結果を見ようとすると、すごく難しいっていうことだ。 Webmaster Toolsを使っていても、グーグルのインデックス検索はウェブ検索と同じ仕組みで作られているから、どんな検索結果であろうと最初の1000ページ分しか見られないようになっているんだよね。 1万ページ以上がインデックス化されてるサイトを手がけている場合、この「1000ページの壁」が立ちはだかることがあるんだ。これは、SEO担当者がページを見つけてもらおうと努力していても、複製コンテンツと闘っていても、「robots.txt」の変更点を確認したり最先端のインデックス操作を施したりしていても関係ない。 では、インデックスをより深く掘り下げ、全体像をきちんと見るためにはどうすればいいんだろうか? ツー
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