コミックDAYSインタビューシリーズ 第2回 「松浦だるま」(3) 取材:構成=木村俊介 幼少期、漫画家を目指すきっかけ、傑作の誕生秘話──。 なかなか表に出てこない漫画家の真の姿に、かかわりの深い担当編集と共に迫る。 漫画家──松浦だるま 作品に『累』『誘』など 編集者──永尾拓也 二代目担当編集者 第1回はこちら 第2回はこちら 第3回 心に「かする」ために、全力で描ききる 担当編集を引き継ぐ時期を、どう乗り越えたのか……? 松浦だるま 担当さんが替わって半年ぐらいの間、物語でもたいへんな場面を扱っていたこともあり、なかなか厳しい状況が続きました。精神的に自分を支えるものが、どうも、ぐらぐらしているかのようで。 途中、少し、実写での映画化(土屋太鳳と芳根京子によるダブル主演で、2018年9月より全国公開予定)が決定することにすがっていた面も、正直に言えばありました。映画化は提案があって