バイデン米大統領(写真左)は7日、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)追悼式典で演説し、反ユダヤ主義の脅威が高まっていると警告した。(2024年 ロイター/Evelyn Hockstein) [ワシントン 7日 ロイター] - バイデン米大統領は7日、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)追悼式典で演説し、反ユダヤ主義の脅威が高まっていると警告した。パレスチナ自治区ガザで軍事行動を続けるイスラエルに対し全米各地の大学でデモが広がる中、イスラエル支援やユダヤ人の安全、言論の自由などを巡る国内の分裂解消を目指した。 バイデン大統領は演説で、「二度と起こってはならない」とは「決して忘れないということで、それは真実を語り続けなくてはならないことを意味する」と強調。「(ユダヤ人に対する)憎悪は世界中のあまりにも多くの人々の心の奥深く根付いている。われわれは引き続き警戒する必要がある」と述べた。