気がついたら、私の本棚にはクリスマスの絵本がたくさん揃っていた。クリスマスには絵本をプレゼントすることが多いからか、本屋さんでも美しい画集や絵本のコーナーをよく見かける。端正な仕掛け絵本や、豪華な装丁の本も数多く並んでいるけれど、私はクリスマスの絵本の王様はやっぱりこれだと思うの。 「クリスマスのまえのばん」 クレメント・C・ムーア 作、 ジェシー・W・スミス 絵 ごとう みやこ 訳 新世研(2001/10)*アメリカ版の初版は1912年 「クリスマスのまえのよる」 クレメント・C・ムーア 作、ロジャー・デュポアザン 絵 こみや ゆう 訳 主婦の友社(2011/11)*アメリカ版の初版は1954年 どちらも同じ作者です。このクレメント・クラーク・ムーアさんは、ニューヨークの神学者だったそう。彼は今から約200年前「聖ニコラスの来訪」という題で新聞に詩を投稿しました。内容は、クリスマスの前日