神原秋人と栗山未来の出会い 最終話を見終えての全体の感想を。 『境界の彼方』で、印象的だったのは、「出会う」ということだった。誰かと誰かが出会い、出会った者同士が変わっていく。それは、物語としてはよくあることだとは思うけど、この作品では、それがより重要な位置を占めていたように思う。主人公である神原秋人は、半妖という自分の出自に悩み、その半妖の強大な力ゆえに他者を傷つけることさえもあった。栗山未来は、血を操るという特殊な能力から呪われた一族として他者から忌避されてきた。そんな彼と彼女が出会う。出会うことによって、彼と彼女は変わっていき、生きる喜びを知っていくのだ。『境界の彼方』は、人と人が出会うことによって、どのように変わっていくのかという事を描きたかった作品だったと思う。 「境界」というのは、物事の境のことであり、物と物とが接する所。それは、彼と彼女が接する所、つまり「出会い」というもので
気になったので色々と。 TST登場以降はとんでもない展開だが、前半部分の細やかな描写がなかなか良かった。 台詞で説明せずに映像で表現していくのが好印象。 Aパート。主人公・神前夕哉の起床のシーン。夕哉の机の上が映し出され、そこにおそらく速水もこみちをモデルにしたと思われる料理本が置いてある。彼が、料理ができる男だということは、後に描写されるのだが、それを先に説明している。また、彼が料理について学んでいることもわかる。 家族での朝食シーン。父が海外赴任することを、直接的には云わず、日常の会話の流れで間接的に説明している。それに加え、写真を映すことによって、父子家庭であること、父が技術者であることをさらっと描写する。ここのさらっと加減が良い、長々と説明してしまう作品が結構多いので。 美月と夕哉の玄関前でのシーン。カットを割らずに1ショットで描写する。前景(美月)と後景(夕哉)を使っての芝居がな
去年に引き続き今年も挙げていきたいと思います。2012年放送開始でも、2013年に終了した作品は10作品の中に入れています。 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない。』 僕が今年のTVアニメ作品でもっとも衝撃を受けたのは、これでした。1期ほどの映像の切れはないけど(1期の時の川口敬一郎、舛成孝二、吉村愛、喜多幡徹のメンバーがすごく良かった)、ストーリー展開が衝撃的。テレビ放映では、第13話で幕が下りたが、その後の第14話〜第16話で魂消た。ラブコメ作品で、ここまで描くのかと。TVアニメでは、兄と妹の恋愛を描いた『恋風』という作品などがありましたが、実の兄と妹が恋愛をしてしまうとどうなるのか。それは破滅的な終わりが待ち受けているのが多いのですが、この作品は違う。京介と桐乃は、自分たちなりに考えた結論に達する。それは、玉虫色の答えだったのかもしれないが、周りの者たちを不幸にさせないための答えであり
昨日は別にいいかと書いたし、サムネイル用写真も昨日の流用ですが、昨日Twitter上で知った「事件」に思うところあり、やっぱり書くことにしました。 武蔵大学「クリエイティブ・ライティング」特別講演をした事です。 その内容ではなく、その途中で実施した挙手アンケートで、俺は愕然としたのです。 ちなみに昨日の「事件」とは、こちら。 ■文庫だけでなくコミックも!角川書店Kindle版電子書籍70%オフセール中だぞ急げ! 角川文庫、角川ホラー文庫の小説のみならず、エース・コミックスやあすかコミックスなどマンガの単行本のKindle版電子書籍が、軒並み70%オフセールとなったのでした。 俺も『強殖装甲ガイバー 』Kindle版全巻買っちゃったし。 で、一体講義の最中一体何が「事件」だったかと言うと…… この前嵐のように拡散された「電子書籍の現状」について補足する この記事の主旨は、「学生よ、本を買え。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く