2014年4月30日のブックマーク (1件)

  • 働いていないことが親にバレた

    設定では、3月に大学を卒業し4月から専門商社で営業をやっていることになっていた。 実際には単位不足で留年し、4年生をもう1回やっている。もちろん働いてなどいない。 この一ヶ月間スーツを着て朝早く家を出ては、就職活動にゼミ、週3のバイトというごく普通の学生生活に励んでいた。 実家暮らしである。生活費がかからないので1年間やっていけると思った。 しかし突然に、呆気無い幕切れを迎えた。 「会社の保険証を見せろ」 血の気が引いた。 これまでに様々な嘘をついてきた。 内定通知、卒業証書、辞令・・・ 適当に作って親に見せてきた。 でも保険証なんて作れっこない。カードを作る技術は持ち合わせていなかった。 仮に作れたとしても、その後大問題に発展するだろう。 よって偽造するのはいささか困難である。あっさりと観念した。 親は、ちょっと呆れた後猛然と怒り出し、最後は泣いていた。 就職はおろか大学も出ていないこと

    働いていないことが親にバレた
    hidamalar
    hidamalar 2014/04/30