来年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて交通混雑の緩和に取り組む「スムーズビズ推進期間」が22日から始まり、東京都はおよそ1万人の職員が、混雑する朝の時間帯に公共交通機関を利用しない取り組みを始めました。 都は、この一環として22日から5日間、新宿区の本庁舎で働くおよそ1万人の職員に対して、午前8時から午前10時まで公共交通機関を利用しないよう呼びかけています。 このうち、およそ130人の職員が在籍する総務局人事部の部屋は、時差出勤やテレワークなどを行っているため、午前8時半をすぎても職員は10人程度しか見られず、その後、午前10時半を過ぎると職員が徐々に出勤していました。 午前11時に出勤した総務局人事部の33歳の男性職員は「いつもは身動きがとれない電車に乗って通勤していますが、きょうは快適でした。スケジュールの管理をふだん以上にきちんと行い、業務に支障が出ないように取り組みたい」