旧約聖書は、一冊の本ではない。 下記の39書の正典と、外典(続編、カトリックのみ採用)からなっていて、「旧約全書」と考えたほうがよい。 旧約聖書は、歴史的順序で書かれていない。 例えばモーセ五書は、補囚帰還後かなり遅く書かれ、しかも創世記1章「天地創造」は、モーセ五書編集の一番最後に書かれたとも言われている。(別項、旧約聖書成立史表参照) 原典として、BC280年頃エジプトのアレキサンドリアで、70人訳ギリシャ語聖書が成立しているが、ヘブライ語の正典として確立した時期は意外に遅く、西暦90年頃、ローマ軍のエルサレム神殿破壊後のユダヤ人がヤムニの宗教会議で、ユダヤ教再建のため、先ず確立したとされている。 旧約聖書は、キリスト教のみの聖典ではない。(従って旧約という表現は、差別的であるので、ヘブライ語聖書と呼ぶ人もいる。これに対して、ギリシャ語聖書と呼ぶときには、70人訳ギリシャ語旧約
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く