タグ

ブックマーク / www.cscd.osaka-u.ac.jp (2)

  • 「伝統」「伝統的」という用語法をめぐって

    テーマ:「伝統」「伝統的」という用語法をめぐって あるいはなぜある種の言葉が分析概念として反省材料になるのか? 日(2002年5月22日)、文化表象学調査実習ベーシック版 の授業において、「伝統」の用語法をめぐって、(かつて「近代」が「伝統」を創出したという指摘をめぐって論争が闘わされた)問題の多い用語であると指摘しました。 この私の主張の真意は、「伝統」という用語を一般の人が使うように我々が不用意に使えないのであって、使うなという指示ではないことにあり ます。「伝統」の用語は歴史的にみて近代社会の中で構築されてきた用語で、授業で指摘したように「野蛮」や「未開」と同様、問題のある用語であるというこ とです。 皆さんがこれまでの授業の中で、この事実について学ばれていないことに驚きを覚えましたが、同時に、我々専門の業界人の中にも奥目もなく 「伝統的社会」——最近『民族学研究』の中にもアルカイ

  • ベンヤミン、ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念

    Der Begriff der Kunstkritik in der deutschen Romantik, 1919. 池田光穂 ベ ンヤミン著作集4.『ドイツ・ロマン主義』晶文社,1970年 ※大峯顕による解説、Pp.160-173, 「ドイツ・ロマン主義における芸術批評の概念」章立て 【ドイツ語テキスト】Der Begriff der Kunstkritik in der deutschen Romantik, 1919. 「ア カデミック界の慣行で、ベルン大学でも博士論文の文原稿といっしょに思考過程の「要約」もベンヤミンは提出しなければなりませんでした。この博士論文が 1920年に「哲学および哲学史に関するベルン大学論文」の第五巻として出版されたとき、その思考過程を述べたベンヤミン自身の要約が実際に「自著紹介」 となって出ました(ヴァルター・ベンヤミン全集第1巻第2冊、707-7

  • 1