こんにちは、産業カウンセラーの冨田です。 今年のゴールデンウィークも自粛モードとなり、残念な気持ちを抱えて過ごした人も多かったのではないでしょうか。 企業としては、新入社員が入社してからもうすぐ2ヶ月ほど経ちますが、まだまだ研修をしていたり、組織に馴染めない時期だと思います。 さて、今回は組織の意思決定に作用する集団心理のお話をさせていただきます。 新人の比率が上がった分、発言の機会は偏りを見せている会社もあるのではないでしょうか。 管理職や一部の社員だけがよく喋っている、なんて職場も見聞きます。会議でもそうですね。 よく発言する人とそうでない人で、分かれていることもあると思います。 集団心理の中に、集団極性化という言葉があります。 1961年に、アメリカのマサチューセッツ工科大学の大学院生だったジェームズ・ストーナーが発見したもので、「集団における意思決定は、極端な方向に振れやすい傾向が