Published 2023/02/02 11:30 (JST) Updated 2023/02/02 12:15 (JST) 長崎大経済学部などを長崎市常盤町の県有地に移転する構想が示された1日の「長崎サミット」。出席した地元産官学トップからは「企業と学生の接点が増える」と好意的な受け止めの一方、関係者の合意形成など課題が指摘された。ただ、学部内や近隣商店街からは慎重な議論を求める声も上がった。 同大キャンパス移転を巡っては、昨年8月の前回サミットで、技術革新や課題解決につなげるオープンイノベーション、リカレント教育(社会人の学び直し)などを推進するため市中心部への立地を望む意見が出た。その後、同大が県市と可能性について協議に入った。 今回のサミット後の会見で、河野茂学長は移転先の候補地を選んだ理由について「長崎市の陸と海の玄関口に近く、企業とのつながりを考えた時、魅力的な場所」と説明し