たまたま休暇にあたったこともあり、衆院本会議を傍聴してきた。約5ヶ月ぶりのこと。言うまでもなく解散の瞬間である。 衆院解散には苦い思い出がある。前回、2014年の解散(どうでもいいが私の誕生日だった)は間に合わず、見逃していたのだ。「フライング万歳」などと騒がれた解散だっただけに見逃したのは痛かった。議場へ入れなくとも待合室のモニターで見たらどうか、と言う同行の友人の声も聞かず、ふてくされて永田町を飛び出したのをよく覚えている。 悔しがってばかりいてもしょうがない。先に進めよう。 前回の反省もあり、早く行くことにした。傍聴整理券の頒布は午前8時からということだったから、その40分ほど前に着くようにした。前夜は眠れず(これは期待などでなく、単に眠くならなかっただけ)、一睡もできぬまま家を出た。 衆議院の待合室前に到着したのは午前7時15分ごろ。寒い。雨が降っている。寒い。そうして誰もいない。