ギフトカクヨムで活動する作家に贈り、創作活動をサポートできるギフトを、毎月プランに応じた個数受け取れます。
「この村な、今の時期は尺八様っちゅう、淫乱ド変態妖怪が出るから気ィつけぇよ」 俺は、爺ちゃんの庭で最悪の話を聞かされた。 「淫乱ド変態妖怪の出現情報って、親父の実家で聞きたくなかった話のナンバーワンだぜ、爺ちゃん」 「尺八吹くみてぇに、男根しゃぶりあげて死ぬまで精を啜り上げる妖怪じゃあ。ドスケベぇな顔をしとるからすんぐにわかる。熊みてぇな身長とヒグマみてぇな運動能力を持っているが、人間は恐れねぇし、銃も効かねぇ」 「親父の実家で聞きたくなかった話のナンバーワン、いきなり更新されたぜ、爺ちゃん。会ったら死ぬじゃん」 「おお、会ったら死ぬど。しかも向こうから狙ってくるぞ」 「親父の実家で聞きたくなかった話、金銀銅メダルコンプしちまったぜ、爺ちゃん」 親父の実家は農家で自宅から車で二時間弱くらいのところにある。 ちょっとした連休や、年末年始には両親に連れられてよく遊びに行ったのだが、盆休みになる
「アバターシステムを導入しましょう」 その一言に、会議の場はめちゃくちゃざわめいた。 壇上でプレゼンをしているのは、天才美少女と名高い編集者のマリー・アントワネットである。 彼女は若干十七歳でありながら、カドカワ本社にてすでに敏腕編集者として名を馳せている逸材だ。ちなみにアイドル顔負けの美貌も持ち合わせている。 会議に参加しているひとりの編集者が手を挙げた。 「アバターシステムとは?」 「よくあるじゃないですか、モバゲーとかグリーとかで。ああいうやつです」 他の編集者が首を傾げた。 「でもそういうの表示するのってページが重くならないか?」 「大丈夫です。二兆円かけてサーバーを増設しました」 場がざわつく。 新米編集者が根本的な問いを投げた。 「あの、アバターシステムって今さら目新しいとは思えないんですけど」 「もちろん考えております」 美少女編集者のマリーは胸を張った。 「アバターを飾り立
騙すほうより、騙されるほうが悪いって、ほんとうですか。龍の王さま? 沢しおん ぼくが10年以上前、『龍ノ王(仮称)』というネトゲタイトルを事業的に大爆死させたときの話のほか、『封印オンライン(仮称)』の運営立ち上げに支離滅裂になった話などを綴っていきます。 他者の権利を侵害しないよう文中の名称等はアレンジしておりますが、基本的にノンフィクションです。
あのぉ、スイマセン。株式会社KADOKAWA 富士見ブランドカンパニー様。 あたくし『食前絶後!!』『封仙娘娘追宝録シリーズ全巻』の電子出版契約を結んだ、ろくごまるにという者です。独占的に許諾するってェ契約のやつで。 2015/01/01に契約を交わしてから一切音沙汰がないのですが、どうなっているのでございましょうか。 いえね、プロットが通って原稿依頼、一ヶ月かけて書き上げた原稿がボツになってタダ働きになった! とかなら別によろしいのですよ。 しょせん、口約束で回ってる業界なわけでして。 ただ契約書が取り交わされて、なんもなしってェのは、チョイとあまりにあんまりだと思います。 「確かに独占契約は交わした。……だがいつ出版するとは書いてない。出さぬのもこちらの勝手! 貴様は契約の切れるまでの三年間、指をくわえてみてるしかないッ! 契約書をよく読まなかった、お前の負けだドブ板作家! そうやって
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く