子孫が保存していた本人の生体細胞を使ってアート作品に生まれ変わったゴッホの耳。?日からドイツの美術館兼研究所「アート・アンド・メディアセンター」で展示される=3日、ドイツ南部カールスルーエ市(AP) 後期印象派を代表するオランダ出身の画家、ビンセント・ファン・ゴッホ(1853~90年)の耳のレプリカが、ドイツ南部カールスルーエ市にある公営の美術館兼研究所「アート・アンド・メディアセンター」で30日から美術作品として展示されることが3日、分かった。精神を病み、自分の左耳をカミソリで切り落とす猟奇事件を起こしたことで知られるゴッホだが、彼の一族の末裔(まつえい)が保存していた当人の生きた細胞の一部を培養するなどして耳の再生に成功した。芸術と生体科学が融合した世界初の奇妙なアートプロジェクトとして注目されそうだ。(SANKEI EXPRESS)生きた細胞を培養 AP通信や米の美術系ニュースサイト