特捜部、存続論相次ぐ=一部委員は廃止主張−検察改革会議 特捜部、存続論相次ぐ=一部委員は廃止主張−検察改革会議 江田五月法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」(座長・千葉景子元法相)は10日の会合で、東京、名古屋、大阪各地検に置かれた特捜部の存廃について議論した。多くの委員は「権力犯罪を摘発できなくなる」などとして存続を主張。特捜部廃止を求める意見は一部にとどまった。 但木敬一元検事総長は会合で「特捜部はこれまで強者の犯罪を摘発してきた。機能を損なうことは国民のためにならない」と強調。龍岡資晃元福岡高裁長官は「特捜部の存在意義はなくならない」と語り、諸石光熙元住友化学専務も「廃止する理由はない」と同調した。 佐藤英彦元警察庁長官は、名古屋の特捜部の廃止を検討すべきだとしながらも、起訴権を他の部署に移すことを条件に東京、大阪の存続を主張した。 一方、ジャーナリストの江川紹子氏は「特