新生銀行は10日、システムトラブルが発生し、午前8時半ごろから午前11時までの約2時間半にわたり、他行あての送金ができなくなったと発表した。バックアップシステムに切り替えて処理を再開したが、主に個人顧客の送金取引のうち、約3万5千件について、同日中の処理ができない見通しだという。同行ではトラブルの原因を調査中だ。 同行によると、8日、9日にかけて全銀為替取引システムの移転作業を行い、10日朝に本格稼働を始めたところシステムが停止。バックアップシステムへの切り替えが完了した午前11時まで、他行への送金ができなかった。 処理が遅れた取引は、11日朝に行う予定。同行は昨年4月にも現金自動預払機(ATM)やネットバンキングが一時使用不能となるトラブルを起こしている。