2019/09/26 Edit by HARUMA YONEKAWA Photo by KENICHI AIKAWA etc. 私たちは、「関係人口」という言葉、考え方に、大きな可能性を感じています。なぜなら、コクリ!プロジェクトは、これまでの9年間、ずっと「コ・クリエーション型関係人口」を考え続けてきたようなものだからです。その自負から、今回、私たちは「コ・クリエーション型関係人口」を提唱します。ぜひ皆さんに、その方法を使っていただけたらと思います。 また同時に、「関係人口の落とし穴」についてもポイントをまとめました。なぜかというと、関係人口のなかには、結果として地域に良い影響をもたらさない関係人口もあるようだからです。私たちは、そうした関係人口をなくしたいのです。 なお、この考察は、関係人口の専門家であるさっしーさん(指出一正さん・『ソトコト』編集長)と小田切さん(小田切徳美さん・明治
急激な少子高齢化や人口減少が進む中、ここ2、3年、地方を訪ねた際によく耳にするのが、「関係人口」という言葉です。交流以上、定住未満の人ともいわれますが、地方創生を促進する存在だと期待されており、2019年6月に定められた「まち・ひと・しごと創生基本方針2019」の「地方への新しいひとの流れをつくる」という項目に「関係人口創出・拡大」が盛り込まれました。今回は「関係人口」を軸に地域の活性化について考えてみたいと思います。 地域外からの交流の入り口を増やすことが必要 2008年に約1億2800万人あった人口は2053年には1億人を割るといわれていますが、このほど厚生労働省が公表した2019年の出生数は初めて90万人を割り込む見通しとなり、予想を上回るペースで少子化が進んでいることが分かりました。地方では急激な人口減少とともに若年層が流出し、空き家や空きビルの増加、商店街の空き店舗も顕著ななか、
地方活性化を考えるときに最も基本的なことの一つに人口があります。そこに多くの人がいると商いが活性化し、街が賑やかになり、都市としての魅力がまして更に人が集まってくる、という理屈です。人口は細かく分類すると定住人口と交流人口にわかれ、前者はそのままですが、後者はビジネスや旅行などでその土地を訪れる人を指します。東京や大阪は定住・交流どちらもトップクラスであるために大都市なわけですね。今回はこの人口を増やす、という課題にフォーカスしてみたいと思います。 『田舎暮らしの本』という雑誌で暮らしやすい田舎ランキングという企画があり、鳥取はこの企画でランキング上位の常連となっています。2015年に岩美町が1位、昨年は鳥取市が1位にランクインしました。定住人口を増やす移住促進施策は全国でもかなり力を入れている県と言えそうです。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く