地方活性化を考えるときに最も基本的なことの一つに人口があります。そこに多くの人がいると商いが活性化し、街が賑やかになり、都市としての魅力がまして更に人が集まってくる、という理屈です。人口は細かく分類すると定住人口と交流人口にわかれ、前者はそのままですが、後者はビジネスや旅行などでその土地を訪れる人を指します。東京や大阪は定住・交流どちらもトップクラスであるために大都市なわけですね。今回はこの人口を増やす、という課題にフォーカスしてみたいと思います。 『田舎暮らしの本』という雑誌で暮らしやすい田舎ランキングという企画があり、鳥取はこの企画でランキング上位の常連となっています。2015年に岩美町が1位、昨年は鳥取市が1位にランクインしました。定住人口を増やす移住促進施策は全国でもかなり力を入れている県と言えそうです。