旅行や出張で遠くへ出かけるとき、私たちはどんな理由で「泊まる場所」を選択するだろうか──。そう聞かれて、明確な理由を答えられる人はあまり多くない。 日本のホテル業界は、価格がリーズナブルになればなるほど、外観・内装ともに均一化が進んでいく。そもそも、ホテルへの「アクセス」と「値段」以外で、ホテルを選ぶ人は多くはないのかもしれない。 均一化が進んでいるホテル業界にも、最近、ユニークなコンセプトのホテルを手がけるプレイヤーたちが現れた。 ひとりは、ソーシャルホテルを銘打つ「HOTEL SHE, OSAKA」や、「CHILL」な温泉旅館「THE RYOKAN TOKYO」をプロデュースするL&Gグローバルビジネス。代表の龍崎翔子氏は、弱冠21歳の現役大学生にして、既に6店舗のホテルを経営する程の手腕を持つ。 もうひとりは、日本独自の文化である「カプセルホテル」を女性・外国人をターゲットに作りかえ