丹羽宇一郎(にわ・ういちろう) 1939年生まれ。名古屋大学法学部を卒業後、伊藤忠商事に入社。98年に社長に就任すると、約4000億円の不良債権を一括で処理し、同社の業績をV字回復させる。2010年、中華人民共和国特命全権大使に就任する。現在、公益社団法人日中友好協会会長、グローバルビジネス学会会長などをつとめる。『人は仕事で磨かれる』(文春文庫)(幻冬舎新書)『負けてたまるか!若者のための仕事論』(朝日新書)『戦争の大問題』(東洋経済新報社)『人間の本性』(幻冬舎新書)『仕事と心の流儀』(講談社)など著書多数。 ――立て続けに本を出されています。 若い人たちに向けて書いています。杞憂なら良いのですが、いつの時代でも多かれ少なかれ言われていましたが、最近はSNS、スマホ等ばかりで、人との直接の対話が少ないせいか、強い向上心,競争心が欠けてきている、そんな声が大きくなっています。 今の日本の