この作品が陽の目を見たのは偶然なのか必然なのか…?どんな理由かはわからないけど、陰惨な時期を過ごしていた若き日のSibylle Baierを見かねた友人のClaudineが、ある日、彼女を元気づけるため、引きこもり状態の彼女をベッドから引っぱりだし、イタリアは、ジェノヴァのアルプス山脈へ旅行に出かけます。それから、旅行から帰宅した彼女は、まるで気持ちが入れ替わったように、自宅で、本作収録の”Remember the Day”を作り上げます。 ジェノヴァへの旅行をきっかけに、内なる感情を何か形に表現したい欲求が、彼女を音楽に向かわせたのか?ともかく、生きていることの感謝を綴った”Remember the Day”が彼女の最初の録音となります。この録音を皮切りに、70年から73年にかけて、少しづつ録音を重ね、「Colour Green」が出来て行くのですが、もちろんスタジオでプロフェッショナル