大津市で昨年10月、市立中学2年の男子生徒(当時13)が自殺した問題で、滋賀県警は1日、いじめをしていたとされる同級生の少年2人から任意で事情聴取した。いじめの実態を確認したとみられ、捜査は最終段階に入った。 県警は7月11日、昨年9月29日の体育大会で、同級生3人が男子生徒を鉢巻きで後ろ手に縛るなどしたとして暴行容疑で学校と市教委を捜索。さらに夏休み期間中、当時の在校生約300人から事情を聴いた。体育大会があった陸上競技場では暴力を目撃した複数の生徒を立ち会わせて実況見分も行った。今秋にも暴行容疑を軸に立件する方針で裏付けを進めている。 いじめをしていたとされる同級生側は、自殺した生徒の遺族が損害賠償を求めた訴訟で、体育大会での暴行などを認める一方、「遊びの一環だった」と主張している。県警は今後、ほかの同級生1人からも事情を聴き、慎重に調べる。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただ