個人的には大学はたくさんあったほうがいいし、モラトリアムでも遊園地でもぜんぜん構わない、むしろウェルカムだと思っている。ほんとうの新しい価値は遊びの中からしか生まれない。新しい価値を生み出せる人とは、つまり遊びを知っている人だと思う。 ※ここでいう遊びは、「夜遊び」の遊びではなくて、「ネジの遊び」の遊びです。ただ消費して時間を潰すだけの「遊び」ではなくて、もっと生産的な行為を指しています。 田中大臣の不認可問題の影にあるもの ‐内田樹の研究室 http://blog.tatsuru.com/2012/11/07_1601.php 内田先生の言葉からはいつもたくさんのことを教わっているが、とくに上掲の記事はとびきりスマートな内容だった。 日本を裏で牛耳っている“財界人”たちの望みは大学を減らすことで、高卒・中卒の安い労働力を確保することだ――と、内田先生は指摘なさっている。1991年に大学の
夏は引っ越しの季節(秋に学校が始まるから)。この夏、日本からカリフォルニアに移り住む方も多いかと思います。 そんな皆さんのために、実践、「カリフォルニアの危険な住宅地を見分ける方法」です。 まず、大前提としてあるのが、「アメリカの住宅地は、道一本隔てただけで安全さに大きな違いが出ることがある」ということ。行政区と学区で決まるので。 良い住宅地と悪い住宅地が緩やかなグラデーションになっている日本とは全く異なる世界で、「高級住宅地の近くだから大丈夫かな?」などと思うとものすごい危険だったり、と落とし穴がいっぱい。(例:Palo AltoのCrescent Parkは、数億円、時には10億円超の家が建ち並ぶ高級住宅地ですが、高速道路一本隔てたEast Palo Altoは、一時は人口当たり殺人率が全米最大だった町。) しかも、外国から来た人には、ぱっと見どこが危険か全く分からないわけで。私も、最
諸君らの研鑽の結果が、卒業の時を迎えた。その努力に、本校教職員を代表して心より祝意を述べる。 また、今日までの諸君らを支えてくれた多くの人々に、生徒諸君とともに感謝を申し上げる。 とりわけ、強く、大きく、本校の教育を支えてくれた保護者の皆さんに、祝意を申し上げるとともに、心からの御礼を申し上げたい。 未来に向かう晴れやかなこの時に、諸君に向かって小さなメッセージを残しておきたい。 このメッセージに、2週間前、「時に海を見よ」題し、配布予定の学校便りにも掲載した。その時私の脳裏に浮かんだ海は、真っ青な大海原であった。しかし、今、私の目に浮かぶのは、津波になって荒れ狂い、濁流と化し、数多の人命を奪い、憎んでも憎みきれない憎悪と嫌悪の海である。これから述べることは、あまりに甘く現実と離れた浪漫的まやかしに思えるかもしれない。私は躊躇した。しかし、私は今繰り広げられる悲惨な現実を前にして、どうして
ムスメが学期末試験真っ直中で一夜漬けの日々を送っている。 彼女はリビングで勉強したがるので何やっているのかわかっちゃうのだが、その中で気になることをやっていた。「フォトショの拡張子は…」とか声を出して暗記しているのだ。そして「お父さん、AVIファイルってデータ量が大きいんだっけ?」とか訊いてくる。 なんだなんだ? そしたら「情報A」とかいう科目と試験があるらしい。ほぉ。そういえばそんなこと言っていたな。ちょい見せてw 教科書を見せてもらって驚いた。 いやぁ、なるほど。いまどきの高校生ってこういうの体系的に教えてもらっているのね。 メディアの概念や記録メディアの変遷から入り、「メディア・リテラシー」とか「ディスクロージャー」とかいうキーワードを習い、「フィッシング」とか「クッキー」とか「アクセスログ」とかがいきなり冒頭で出てくる。この時点でついていけない大人とか普通にいそうだw ネットの仕組
それは記録。 背中が痛いと訴えてくる息子を裸にしたところ、広範囲に内出血跡を見つける。詳細は省くが、殴られたらしい。「すわイジメ」と気負いたつのではなく、ゆっくりと子どもの話を聞く。度を越した悪ふざけなのか、陰湿なやつなのか見きわめがつかないし、子どもの話なので一貫性が見出しにくい。 まず、子どもの話を遮ることなく最後まで聞く。たずねるニュアンスの「訊く」のではなく受け入れるように「聞く」。そいつを逐一記録する。客観的に述べるのは難しいだろう(大人だってそうだ)、だから矛盾点には目をつぶり、ありのまま記録してゆく。ついでに写真も撮っておく。トラブルが大きくなり、収拾がつかなくなってからではなく、(たとえ一面からでもそれを自覚しつつ)子どもからヒアリングを続ける。 次に、「親は味方だ」というメッセージを伝える。独りで抱え込むなという。どうしても言いたくないのであれば、無理に聞くことはない。親
真の国際人に育ってほしい 本校では、子どもたちの豊かな人間性と個性を伸ばし、真の国際人を育成することを教育目標にしております。西大和学園グループ創始者である田野瀬良太郎は、大学時代に1年間かけて世界33カ国を巡る1人旅をしました。そんな中、最も準備しておくべきだったと痛感したのは「語学力」ではなく、「日本の文化、情緒、歴史、文学、地理を語れる自分になっておくこと」だったそうです。言語は言語。何語を使うかではなく、その言葉で何を発するのか。アイデンティティや信念に基づくあなたの考えがあってこそ、人の心を動かし、人と人をつなぐコミュニケーションツールになりえるのです。では、西大和学園の目指す「真の国際人」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。 西川 勝行 西大和学園カリフォルニア校 学園長 西大和学園補習校 校長
「いい学校」を出ても人生の幸福が約束されるわけではない。しかし就職で有利に働くことは間違いなさそうだ。「いい学校」を出れば「いい会社」に入れるのか。ひとつの示唆が、ここには表れている。 ■少数精鋭「一橋」「ICU」 お得な穴場?「東京海洋」 余計なお世話と言うなかれ。本誌は今春就職した全国641大学、6万8285人の就職先を調査したデータをもとに、各就職先の平均年収と“年収偏差値”を算出し、卒業後、本当に稼げる大学はどこかをはじき出した。 その“年収偏差値”で堂々のトップを飾ったのが、平均年収902万円の一橋大学だ。日本で初めてゼミナール制を導入したことで知られる一橋大は、今なお少数精鋭教育を実践。学部の垣根を越えて授業を履修できる幅の広さもある。 就職においては、かねてから銀行、保険業界にズバ抜けて強い。卒業生の同窓会組織「如水会」の存在も大きく、優良企業への就職率では抜きん出た存在とし
ちょっと前に小学校時代の同窓会がありまして。 小学校5、6年のときの恩師と再会し、「今の小学校ってどうなんですか?」と聞いたのです。 ところが、聞かされた今の6年生の話がショッキングだったというか、残念な気持ちになったというか。 と同時に、自分たちは恵まれてたんだなーと思ったのです。 子ども達の本質が変わった 「表面上は違うかもしれないけど、子どもというのはいつの時代も本質的には同じでは」なんて、 個人的には漠然と思っていたのですよ。 なんだかんだ言って素直だったり、未知のモノに好奇心を示したり、大人に甘えたり、そういう部分は変わらないと。 しかし、自分らが小学生の頃と比べると「本質的に違うと言わざるを得ない」と先生は言います。 一番にあるのが、とにかくとにかくとにかく、疲れている。 口癖は「疲れたー」「めんどくさい」「やりたくない」「まだ教わってない」。 朝のチャイムが鳴って教室に入らな
学校裏サイトとは、小学校・中学校・高校に通う生徒達が、学校の公式サイトとは別に同じ学校に通う生徒間での交流や情報交換を目的に立ち上げた非公式なサイトのことを指します。 しかし昨今では根拠のない誹謗・中傷、氏名・住所・電話番号などの個人情報の流布が問題で問題になることがあります。 問題がある表記・不適切な書込み等を発見された場合には書き込みが行われている旨を、書き込みが行われているサイトのサーバ管理者に通報し、被害を最小限に押さえるように協力し合いましょう。当サイトからのリンクの閉鎖も致しますので発見された場合には、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。 [参考サイト] 警視庁情報セキュリティ広場:誹謗・中傷・個人情報の流布
それは『スクールカースト/いじめがない学校は偏差値が高い』という法則だ。 といっても、偏差値に反比例してスクールカーストが薄くなっていくのではない。 全国トップクラスの私立校*1、都道府県でトップの公立高校などは明確なスクールカーストがなく、いじめも非常に少ない。 おまえ灘でもないのに見てきたように言うな!と怒られるかもしれない。ごめんなさい。 僕の学校は桐朋でしたが*1、イジメありました。スクールカーストも存在してた。無くなることは無いけれど。 外部性の有無、みたいなもんじゃないかな。目標があり、風通しがよければ、いじめがシステム化しない。 外部性というか、将来ビジョンの共有が生徒の中でできているか、ってことでしょうね。それは逆に風通しは悪いのですが。 現実的な話で言うと。 高偏差値の学校に行くと勉強して大学受験をするのが基本だという風潮が先輩(中高一貫校だと6年間の厚み!)、先生、両親
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