最高裁は29日、裁判員裁判の判決後、裁判員を務めた市民に記念品として「裁判員バッジ」を贈ると発表した。 バッジの裏には地裁・支部名と通し番号が記載される。直径1・7センチで銅合金製。二つの円が交わるデザインで、裁判官と裁判員が協力し、「∞」(無限大)の効果をもたらすという願いが込められている。 昨年の裁判員裁判対象事件は2324件で、事件ごとに裁判員6人・補充裁判員2人が選任されれば、年間約1万8600人がバッジを手にすることになる。 最高裁は「バッジをきっかけに裁判員経験者が周囲に制度への感想や意見を広めてほしい」としている。