大企業では、業務や経営に関する情報をERP(統合基幹業務システム)パッケージなどの基幹系システムで管理するのが一般的だ。一方、中小企業ではExcelを使ってこうした情報を人手で管理していることが多い。 ただExcelでの管理は手間もかかるしミスも発生しやすい。そこで、Excelを使わずに企業の情報を管理できる様々なサービスが登場している。そうしたサービスの一つが、ヴェルクが提供するクラウド型の業務・経営管理サービス「board」である。 boardの最大の特徴は、中小企業の経営者自らが開発しているという点だ。社員7人の受託ソフトウエア開発企業であるヴェルクの田向祐介 代表取締役は現役のエンジニアでもある。自身が企業を経営するうえで「こんなサービスがあれば便利だな」と考えてboardを開発した。