1次、2次産業の事業者の割合が極端に低く、ふるさと納税の返礼品をそろえるのに苦心していた山梨県都留市は、寄付額に応じてポイントがたまり、市内の登録店舗で買い物や飲食ができる電子感謝券を導入した。富士五湖エリアに観光客を奪われていることから、市内の学生と親をターゲットに主産業の観光・商業振興のてこ入れが狙い。市は登録店舗の拡大と知名度アップを目指す。【山本悟】 ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を通して、市に寄付すると、寄付額の30%分のポイントが寄付者に贈られ、スマートフォンに表示される。登録店舗内に掲示されているQRコードにスマホをかざすと、ポイント分の商品を購入できる。市は11月5日に始めた。