《要約》 背景 院外心停止患者の心肺蘇生(CPR)中に、人工呼吸のために胸骨圧迫を中断することは、血流を低下させ生存率を下げる可能性がある。持続的な胸骨圧迫と陽圧換気(介入群)は、30:2の胸骨圧迫と人工呼吸(対照群)とアウトカムが異なるか検証した。 方法 114のemergency medical service(EMS)を含め、クラスターランダム化試験を行った。成人の非外傷性心肺停止を、持続的胸骨圧迫または従来法に振り分けた。主要評価項目は退院時の生存率で、副次評価項目はmodified Rankin scale(0-6で評価し、3以上が良好な神経学的機能と判断する)である。割り付け通りのCPRが行われたかも評価する。 結果 介入群に12653例、対照群に11058例、計23711例が解析に含めれた。退院時の生存率は介入群で1129/12613例(9.0%)、対照群で1072/1103
