「雪国うつ」という言葉をご存知ですか?雪国で暮らすと気分が落ち込む「うつ状態」になりやすいという報告があるのです。 転勤で雪国に赴任したら、うつ病になってしまった人もいます。その理由と対策は? >>その他の気象ニュースを見る 「秋が深まると物悲しい気分になりませんか? 昼間の時間が短くなり、あまり陽を浴びないと気分が落ち込む傾向があるからです」と語るのは横浜相原病院(神奈川県横浜市)院長で精神科医の吉田勝明さん。 吉田さんによると、気分を左右するのは脳内伝達物質のセロトニンです。そのセロトニンは光が目の網膜を刺激することで分泌が盛んになり気分もハイになりますが、光を浴びる時間が短くなると分泌が減って気分が落ち込むのです。 都道府県(県庁所在地)の冬季(12月〜2月)の日照時間を調べました。全国平均407.5時間の半分の200時間以下だったのは青森・秋田・山形・新潟の4県。3ヵ月間で200時