ネット時代は、多くの情報とニュース記事であふれかえっています。その全てを読み切るのは実質不可能だとしても、自分が興味関心のあるもの、仕事に関係するものなどについてのニュースは押さえておきたいものです。 そんな「あとでまとまった時間ができたときに読みたい」というニーズに応えてくれる手段の1つが、「あとで読む」機能です。 機能の名前は、Webサービスやアプリによってさまざまですが、基本的には「読みたい記事をあとから読めるように保存しておく」機能になっています。 しかし、この便利な機能を前にして、ある1つの疑問が浮かび上がってきました。それは、「あとで読むは本当にあとで読むのか?」というもの。自らを省みても、保存しておいて結局ずっと読まないままということが珍しくありません。そして、私以外にも「あとで読むは結局あとで読まない」と考えている人たちがいました。 「あとで読まないから、そもそも使わない」
「仕事の話は禁止」 ハリスが主催するデジタルデトックスのためのイベント「Unplug SF」でのことだ。「Haus」と名乗る、がっしりとした体格の男が、ハリスを強くハグして喝采を浴びせた。「これは解毒剤だね!」とHausは快活に言った。 「抗毒素だよ!」 イベントの夜じゅう、参加者が次々にハリスに挨拶したり、ミーティングを申し込んだりしていた。ハリスに詰め寄って、自身のインターネットの「サバティカル(充電休暇)」について話そうとした参加者もいたが、ハリスはさえぎって言った。 「それもw-talk(仕事の話)だよ。ここでは禁止だ」 催眠術とジャンケン大会 ハリスは、人の時間がデジタル機器によって乗っ取られる手法について調べてきた。それによって彼は、生活のなかでどの時間が「有効に使われているのか」にこだわるようになってきた。 与えられた世界をスクロールしている最中に、人々は受け身の状態になって
東京で飲んだ1杯のコーヒーから始まり、広島で出会ったお好み焼き屋を営むグアテマラ人に、北海道でフランス流のパン屋を開いた日本人夫婦まで。2年間で9ヵ月間日本に滞在し、871食を食べ尽くした記録を綴った『米、麺、魚の国から アメリカ人が食べ歩いて見つけた偉大な和食文化と職人たち』。著者のマット・グールディングが再来日し、「食」から見えた日本の魅力についてたっぷり語ってくれた。 「日本に行く前」と「日本に行った後」では、私の人生は大きく変わりました。 外から見ているだけでは、日本食の基本的なことしかわかりません。「寿司」や「天ぷら」「ラーメン」が素晴らしい食べ物だということは気付くでしょうが、その複雑さや繊細さ、そして食文化の背景などを深く理解することはできないのです。 私は日本に来て、考え方が変わったと、はっきり感じた瞬間がありました。 友人がカフェに案内してくれたときのことです。「何でコー
パスコの食パン「超熟」のTVコマーシャルを覚えているだろうか。女優の小林聡美が湖畔で小さなサンドイッチ屋さんを開いていて、そばで遊んでいる子供たちにサンドイッチを作ってあげるという、どこか現実離れしていながら、それでいて懐かしさを感じさせるようなコマーシャルである。 これは、2006年に公開された、群ようこ原作、小林聡美主演の映画『かもめ食堂』の設定を再現したものだ。この癒し系の作品は、日本からフィンランドに渡った個性的な女性たちが、ヘルシンキで現地の人々と交流を広げていく様子を描いたものである。 この中で、実際に存在する現地の食堂「カハヴィラ・スオミ」が「かもめ食堂」の舞台として使用されたのだが、ここは現在でも「ラヴィントラ・カモメ」として営業していて、日本人の観光スポットになっている。つい先日、フィンランド観光に行った際に、観光バスが「ラヴィントラ・カモメ」の前を通って解説してくれてい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く