蜂には単独行動のものと、集団生活するものがいます。/人への被害は後者が圧倒的 蜂には、原始的な姿の広腰亜目(腰にくびれがないもの)とより発達した種類の細腰亜目(腰がくびれて細くなっているもの)の2種類が存在します。 毒針で人間を刺すことがあるのはこのうち細腰亜目の雌だけです。蜂の針は卵管が変化したものなので雄にはなく、原始的な種類の蜂は卵管のままです。 更に細腰亜目の蜂も、単独行動するものと、巣を作り女王蜂を中心に集団(社会)行動をするものに分かれています。 単独行動する蜂 集団(社会)行動する蜂 蜂被害の多くは、集団行動型の蜂が、近づいてきた人間から巣を守ろうとすることで起こります。特に、巣が大きくなり繁殖が最盛期を迎えると、蜂の凶暴性は最も強くなります。 一方、単独行動型の蜂は基本的におとなしく、こちらから手を出さないかぎり刺すことはほとんどありません。 ここでは集団行動する蜂のうち、