愛知県田原市は、新型コロナウイルスの感染拡大で、地域住民を支える公共交通の利用者が激減し、事業存続が危ぶまれる事態になっているとして、県内で初めて、市民に積極的な利用などを呼びかける緊急アピールを出しました。 田原市によりますと、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、田原市内のことし5月の公共交通機関の利用者は、去年の同じ時期に比べ、豊橋鉄道渥美線で約55%減ったほか、路線バスが約60%、フェリーと高速船にいたっては約95%などと大幅な減少になったということです。 このため地域住民を支える公共交通の事業存続が危ぶまれるとして、田原市や交通事業者などで作る「田原市地域公共交通会議」は、緊急アピールを出しました。 緊急アピールでは、市民に対して公共交通機関の積極的な利用を呼びかけるとともに、国や愛知県に対して、地域の公共交通機関の維持などに向けた支援を求めることが盛り込まれています。 新型コロ