タグ

ブックマーク / www.megamouth.info (16)

  • 中年IT人材おじさんの平穏 - megamouthの葬列

    IT人材が不足してるんだって。零細Web制作会社で言えば、退職者が残したubuntu12サーバーに眠るRails5アプリをすぐにDDDでマイクロサービスに再構成して、jQuery満載のコードを全て読み下したうえで、フロントエンドReactかなんかのSPAに全部書き換えて、E2Eを含めた自動回帰テストを整備して、ついでにCIも整備して、k8sにデプロイできるようにして、ドキュメントは小まめに残し、職場の心理的安全性を落とさず、飲み会にはかかさず参加、役員との関係も良好で、定期的な勉強会も開いてくれて、それでも残ったプライベートの時間を最新の技術動向やセキュリティ情報の収集に全量突っ込んでくれる、そんなごく当たり前のエンジニアが不足している。ついでに言うと、人類の原罪を一身に贖ってくれるスキルの持ち主も不足しているらしい。多分、我々はもっと求人サイトに金を払うべきなんだろうね。 同業者から、

    中年IT人材おじさんの平穏 - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2022/05/30
    ”そんなごく当たり前のエンジニアが不足している。”万能人材。優秀なやつ。と、流れ作って消化してくしかないだろうな。
  • 事業のわかるITエンジニアはどこにいるのか - megamouthの葬列

    「事業のわかるITエンジニアが全然いない」問題というのがある。 Twitterあたりでは割と禁句というか、ほぼ確実に荒れる話題で、言えば燃える。 誰かの言葉を引用するのも差し障りがあるので、頑張って再現してみると エンジニアは文句ばっかりで、マネジメントやビジネス・プロセスを変えようともしない。文句を言う前に偉くなって自分でビジネスを変えるべきだろ。エンジニアが変えなくて誰が変えるんだよ。 みたいな感じだ。 どっかの経営者や、平日昼間からツイッターしてていつ仕事してるかわかんねえ系の人が、よく口走ったりブログに書いたりする。すぐさま、場末のSESで汗水たらしているプログラマっぽいアカウントが(これまたなぜ昼間からツイートできるのかわからない)「うるせえ、手取り23万でそんなことまでやってられるか、第一お前らだって技術のことわかってねえだろ」と四方八方から引用RTでボコボコ殴ってくる。 何度

    事業のわかるITエンジニアはどこにいるのか - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2020/11/24
  • ソリティアおじさん - megamouthの葬列

    中年になったのでソリティアおじさんになりたい、と思った。西日差す窓際で、Windowsに入っているソリティアというゲームを日がな一日やり続けて、給料を貰っているおじさんにである。 ソリティアおじさんは伝説の存在だ。私も実は、目にした事はない。主に大企業にいたらしいので、就職活動すらしなかった私には縁遠い存在なのだ。 私が実際に見たことのある一番ヤベえおじさんは、CASIOの電卓を超高速で叩きながら、その計算結果を一つ一つ手入力するExcel手入力おじさんだった。 おじさんのExcelには数式がない。全てはおじさんがテンキーを叩いて入力したものだからだ。 一つセルを打ち間違えたり、後で訂正が入ったりすると、当然合計値を入れるセルの数値も変わってしまう。それを、おじさんは(Windows付属の電卓アプリではなく)CASIOの電卓を叩いて計算し、LCDが表示した内容をパソコンのテンキーで写し取っ

    ソリティアおじさん - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2020/08/04
    シンクラのテンプレートからソリティアを引っこ抜こうとしたら、それはやめてと言われたな。
  • プログラマと出世 - megamouthの葬列

    就職することになって、つまりは私が職業プログラマになって、それを聞き知った叔父が私を訪ねてきた。 「プログラマってのは、若いうちはいいが、長くはできないんだろう?」 リビングの炬燵に潜り込んだ叔父は寒そうに体を震わすと、最初にそう尋ねた。 当時、業界には「プログラマ35歳定年説」というのがあった。 郵便局員をしている叔父が知っていたというのだから、有名な話だったのだろう。 私は訳知り顔で微笑むと、業界1年目のひよっこなりに考えた、この話のカラクリを説明した。 ―――プログラマというのは、システム開発に伴う仕事の中で、単価が最も安い。ようするに給料が一番安いんです。でも、35歳にもなれば、まさか20代と同じ給料というわけにはいかない。35歳相応の給与を貰うためには、プログラマより単価の高い仕事、つまり管理職に「出世」するしかない。つまりプログラマだった人もある時が来ると出世してどこかの管理職

    hiroomi
    hiroomi 2020/08/01
  • オレオレ証明書を使い続ける上場企業をまとめてみた - megamouthの葬列

    あるいは私たちがPKIについて説明し続けなければいけない理由 Web屋のなくならない仕事の一つに「SSL証明書とPKIについて説明する」というのがある。 世の中のサイトはだいたいhttps://というアドレスでつながるように出来ていて、httpsでつながるということは何らかのSSL/TLS証明書が必要だということだ。(さもなければchromeがユーザーに不吉な警告を発することになる) 証明書が必要になる度、同じ質問が繰り返される。「なんか全部値段が違うけど、どの証明書(ブランド)がいいの?」と。そして私たちは毎回困ってしまう。 エンドユーザーの立場で言えば、証明書が有効でありさえすれば、無料のLet's Encryptでも21万円するDigiCertグローバル・サーバID EVでも、Webサイトの利便性は何も変わらない。私たちWeb制作業者の立場でも、代理店契約でもしない限り、証明書そのも

    オレオレ証明書を使い続ける上場企業をまとめてみた - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2020/01/17
  • 底辺IT企業は『書けない』プログラマとどう向き合ってきたか - megamouthの葬列

    新年から夢のない話で申し訳ないのだが、表題のとおりのテーマである。 note.mu という記事があって、むやみに長いので飛ばし飛ばし読んだ。 大意としては、世の中には「書けない」プログラマというのがいて(元エントリでは学生さんのようである。さもありなん)そういう人はどうやったって書けるようにならないんだから、諦めろ、という話のようである。 で、じっと手を見て、下請け底辺のIT企業にいる私たちは、このような人々をどうしてきたろうか、と考えると、「放ったらかし」にしたなあ、と思うのである。 最初のほうは優しく教えていたと思う。話したりハンズオンしている時に、あっこの子、変数のことわかってないな、と感じたら、ホワイトボードを持ち出してきて、例の"x"と書いた箱の絵に矢印を引いて、値が入っている図を書いて、「わかった?」「あ、はい」みたいなやり取りをして終わり、という程度の「教育」である。 だが、

    底辺IT企業は『書けない』プログラマとどう向き合ってきたか - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2019/01/03
  • ご注文はCIですか? - megamouthの葬列

    いい歳なのにWebプログラマなんていう仕事をしている。 正確に言えばWeb屋だ。今や絶滅危惧種になったこの職業は、デザインをPhotoshopやIllustratorでちょっと修正するところから、サーバーのファイアウォールの設定をちょっと変更するところまで、Webに関する何でもをこなす便利屋みたいなものだ。 一時は、Web屋みたいな人をフルスタックエンジニアなんて呼んでいた時期もあって、私も格好をつけたい時に便利に使わせてもらっていたけど、ただの銀玉鉄砲をシルバーバレット・オートマチック・モデルガンと呼んでるみたいで、口にする度に気恥ずかしくなってしまい、すぐに言わなくなってしまった。 これは言葉が悪いのではなくて、きっと私がWeb屋で、フルスタックエンジニアではなかったからだと思う。 銀玉鉄砲が、軽いアルミ缶すら撃ち抜けないように、Web屋もまた、ネットワークやサーバー運用の深淵を知らな

    ご注文はCIですか? - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2018/12/18
    期限区切って評価するしかないけど。評価名目にして目的と得られるもの上げないと散漫しそう。/ぽんと出来るのに遭遇したことない。
  • プログラマと学歴 - megamouthの葬列

    もはや現代では大学に行く必要はない、いや行ったほうがいい、という議論があるらしい。 大学が、「学歴」という形で、社会における個人の扱いをある程度は規定している事実がありながら、今ひとつ「大卒」であるということが、それほど重要視もされていないようにも見えるプログラマという職種こそ、このような議論がふさわしいのかもしれない。 そのようなプログラマと学歴との関係を少し書いておこうと思う。 プログラマ・カースト プログラマは奇妙な人々である。 クーラーの効いた小洒落たオフィスの最新スペックのパソコンに向き合って、鳴り続ける外線電話に出ようともしないで、その間にTwitterで卑猥なイラストをリツイートするといった、一般の社会人では考えられないような非常識を行ってもクビにならず、むしろ、これこそギークの証であると、納得される部分さえある。 そんな普通でない人々に学歴など必要なく、必要なのはただ、計算

    プログラマと学歴 - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2018/09/28
  • 勉強するとこんな人になりますよ - megamouthの葬列

    axia.co.jp どこかのエントリで呼ばれた気がした。 必要もないのに他人のエントリに乗っかるのは好きではないのだが、たまにはブログっぽいことを書かないと、と思ったので、軽く書く。 ある勉強したプログラマの末路 まず自分の話をしたい。 私は趣味で多数の求人サイトに登録している。 転職エージェントはうるさいので使っていない。 サイトに登録して、経験言語と年数にチェックを入れ、職務経歴書をサニタイズして(なんとこの用語は顧客を特定できないように「無毒化する」という意味で一般的に使われ始めている)掲載しているぐらいである。 ちなみにpaizaでもSランクを持っている。自慢にもならないし、求職活動に役立つわけでもないが、持っている。 こうして、現年収を正直に「200万」と書いておくと、スカウトメールがけっこうやって来るので、それらを暇つぶしに眺めるのである。 Webで年収400万超えるとこって

    勉強するとこんな人になりますよ - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2018/09/08
  • 弊社から社員が退職しました - megamouthの葬列

    5月末付で、弊社のエンジニア退職することになりました。 彼は私がこの会社の社長を勤めて、初めての新卒採用の社員の一人だっただけに、思い入れも強く、彼の人生が輝かしいものになることを祈念せずにはおれません。 弊社は大手企業様との直接取引の案件が多く、業務系システムからWeb系システムまで、幅広く開発業務を行っております。 弊社は、彼のようなスペシャリストの他、営業、マネージャー、PM、PLなど多彩な人材を抱えており、それぞれの文化が異なっているのを面白く見ておりました。 特に、エンジニアの世界では退職した時にブログ・エントリを書く文化があるそうです。 私はエンジニアではなく経営者ですが、退職エントリを書いてみようと思います。 何をやってもらっていたか Web系システムの開発をお任せしていました。 将来的にはフルスタックエンジニアを目指してもらう為、新卒入社時より、Web系システムの制作チー

    弊社から社員が退職しました - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2018/05/21
    "私が若かった時代は"これは彼にとっての答えになってない。
  • プログラマをクソコードで殴り続けると死ぬ - megamouthの葬列

    ここにクソコードがある。 誰が作ったかはわからぬ。それが、どのような経緯でクソコードとなったのか、 あるいは、最初からクソコードであったのか、それらは全てクソコード自身が知るのみである。 ファーストコンタクト ある日、営業からシステム案件を打診されたので見積もりして欲しい。というメールが来る。 とある企業の既存システムに機能を追加する簡単な案件ですが、なななんとソースや仕様書をご支給いただけます! と、それはサンタにプレゼントが貰えると信じて疑わぬ子供のような真っ直ぐなメールである。 ソースコードが入った圧縮ファイルを受け取ったプログラマは、早速、コードを読んでみる。 そのシステムが当にいいコードで書かれているかを判断するには時間がかかるが、 クソコードであるかはおおよそ30分でわかる。 インデントがタブとスペースどちらかに統一されていないとか、フレームワークの誤用があるとか、またはフレ

    プログラマをクソコードで殴り続けると死ぬ - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2017/08/01
  • なぜプログラマはあなたの事が嫌いなのか - megamouthの葬列

    営業やマネージャーにとって、現場にいるプログラマというのは扱いづらい存在である。 飲み会などで、普段の彼らを観察してみると。同じエンジニア同士で固まってボソボソとよくわからない話をして、控えめな声で笑っており、総じて温厚で、扱いやすそうな人々に見える。 ところが、仕事になると、彼らはなんやかんのと理由をつけて、スケジュールに文句を言い、プロジェクト途中のリクエストには素直に答えてくれず、あげくには遠回しな嫌味を言ってきたり、極端な場合には、その温厚な仮面を投げ捨てて、攻撃的な暴言さえ吐く事がある。 どうも彼らは我々の事が嫌いらしい、と感じている営業・マネジメント職の人もいるのではないだろうか? 彼らの人格や価値観に問題がある可能性も否定しないが、このような感情的な齟齬は、多くの場合、あなた自身が彼らの「自尊心」を傷つけていることに気づいていないことが多い。 プログラマの自尊心 プログラミン

    なぜプログラマはあなたの事が嫌いなのか - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2017/01/19
    "「納期は伸ばせるんですか?」あなたは言う「とんでもない!ちょっとした変更だぞ!?」"決めるのはあんたじゃない。そんだけ。
  • 「すごいエンジニア」が目指すもの - megamouthの葬列

    crapp.hatenablog.com を読んだ。id:Cedilleさんは、数少ない私の同好の士(一緒にされても困るだろうし、文章も怨念も私のレベルを遥かに凌駕していると思うが)だと感じている方で、 いつも楽しく読ませていただいている。 で、このエントリを読んだ感想としては、いい経験だと思うし、別にその中で生きていけばそのうち良い事あるよ、としか思わなかったんだけども、そもそも「すごいエンジニア」とはどういう存在なのか、ということを書いておきたくなったので、書く。 すごいエンジニアのイメージ だいたい前述のエントリに書いてある通りなのだが、この業界で「すごいエンジニア」として見なされる人のイメージを要約すると、こんな感じだと思う。 技術書を自分の給料で買いあさり、勤務時間外に読み漁ったりして、とにかくあらゆる事に詳しい。 アンテナを極バリして、githubでstarが100ぐらいしかつ

    「すごいエンジニア」が目指すもの - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2017/01/02
  • カイゼンできない業界もあるんですよ - megamouthの葬列

    brevis.exblog.jp を読んだ。 要約すると、「業務改善には一時的にコストがかかるけど、そこは頑張ってやらないとジリ貧になるよ」ということなのだが、末端のフリーランスIT土方の立場から言わせてもらうと「知らねーよ」という感想しかない。 まあそれだと話が終わってしまうので、私がサラリーマンで、末端の平社員IT土方だと仮定して、ボトムアップ型の業務改善が成立する条件を考えてみたい。 カイゼンする空気を作るということ カイゼンと言えばトヨタであり、トヨタといえばカイゼンだが、噂によるとトヨタの工員たちは、頼まれもしないのにガンガン作業をカイゼンさせて勝手に作業効率を上げていき、いよいよ自分の工程がカイゼンできないまでに最適化されてしまうと、ロボットに置き換えられ、今度は自動化されていないラインに移動させられ、再び自工程を一からカイゼンできることに涙を流して喜んでしまうほど「カイゼン空

    カイゼンできない業界もあるんですよ - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2016/11/28
    "経営者や上長は特に何もしなくても最高の稼働率を手にすることができるわけで"書物読んでると経営陣、管理者も相当なものらしいけど。
  • 業務改善を現場に求める狂気 - megamouthの葬列

    前回までのあらすじ ボトムアップ型業務改善の代表格であるトヨタ式カイゼンが多くのIT企業に適用できないことを悟って絶望するmegamouth。錆びた斧を交換できない木こりはやはり愚昧なのだろうか?それとも我々はトタン屋根の上ののように日が傾くことをただ念じるべきなのだろうか?(どうでもいい) 一人で始める業務改善。その狂気 まず、エントリは末端IT土方が一人で業務改善を行おうとすると、どのような事が起こるのか、というおかしな話をしようとしている。大げさでなく、業務改善をたった一人で行うというのは、山に篭ったランボーが、襲い来る警官たちを全員サバイバルナイフとブービートラップで惨殺するような話である。この孤独な戦いには何の支援も期待できないし、あなたのサービス残業時間は確実に増加するし、精神的な負荷も大きい。にも関わらず、成功してもあなたが正当に評価されるかはわからない。経営者のガレージ

    業務改善を現場に求める狂気 - megamouthの葬列
    hiroomi
    hiroomi 2016/11/27
    流れ無視の傾向は、ダム放流時に中洲に取り残される方々のような感じかね。
  • ソースでわかるSixapart転落の歴史 - メガマウスの日記、自壊あるいは無差別テロに至る道筋

    【重要発表】 シックス・アパートは2月1日に、新しい体制に生まれ変わります! http://www.sixapart.jp/news/2011/01/21-1700.html 早い話が身売りである。WordPressなどの競合を排して独自に日市場を切り開く体力も技術的優位もないのがはっきりしたということだろう。 日におけるSixapartと僕らの愛すべきMovableTypeの命運が絶たれたことを記念して少しばかり回想をしよう。 00年代の前半。MovableType2.2が「ブログ」という聞き慣れない言葉とともに日にそれとなく入ってきたとき、当時駆け出しだった私はもちろん、日のWeb業界でMovableTypeに度肝を抜かれなかったものはいなかったと思う。 垢抜けたインターフェース 洗練されたCSSベースのデザインテーマ トラックバック、RSSといった後にWeb2.0と称される斬

    ソースでわかるSixapart転落の歴史 - メガマウスの日記、自壊あるいは無差別テロに至る道筋
  • 1