ファイナンスで、投資運用の理論的な計算値を考える際に、1年間の合計金利が100%になるように複利運用をしたら運用額はどうなるか、という考え方をすることがあります。 合計金利が100%とは、たとえば半年複利であれば年利100%を半分の50%、50%に割って、150%(1+0.5)を2回掛ける、3ヶ月複利なら、4分割して、125%(1+0.25)を4回掛ける、という意味です。元金を100万円とし、同じやり方で1ヶ月複利まで落として計算してみましょう。 この計算のベースには、前回の年利と月利のところでみた「単利表示・複利計算」の考え方があります。つまり、金利を作るときは単利の考え方で単純割りして、その金利を複利で回しますので、寄せ集めた金利の合計は、常に100%ですが、運用額はそこからはみ出していくことになります。 実用上は現実性が薄くなりますが、同じ計算で分割回数をもっともっと細かくしていって