'12年7月、サービス開始からわずか1年で世界中で総ユーザー数5000万人に達した『LINE』。この超人気アプリがここまで人気となった理由を、NHN Japanの森川亮代表取締役社長と、LINEの担当を務める矢嶋聡ウェブサービス本部事業戦略室シニアマネージャーに聞いた。 ――LINEがここまで急速に伸びた理由についてはどうお考えですか? 森川 NHNの社名は“Next Human Network (ネクストヒューマンネットワーク)”に由来しており、コミュニケーションを軸にゲームや検索などさまざまなサービスモデルを考えてきました。 その中でスマートフォンが急激に伸びてきたという状況があり、そこにフォーカスを当て、コミュニケーションを考えていこうという中で出てきたのがLINEです。開発にあたっては、今までの遺産を引き継がず、スマートフォン単体で完結するようユーザーインターフェースを含めシンプル