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agoraとventureに関するhiroyukisonodaのブックマーク (21)

  • いまどきの起業について:より良いものを追い求めて

    成功の秘訣は知らないが、失敗するには誰もかもよろこばせようとすればいい。 ビル・コズビー ツイッターでつらつらと呟きを眺めていたら、「調べたらオンライン英会話スクールはもう100社もあるらしい」との呟きを見つけた。それは起業家志望の学生のツイートだった。残念ながらどのような業種でもたいてい100社程度は競合他社は存在する。 起業するのに、何か新しい、誰も挑戦したことがないことをやる必要があると思い込んでいる人達が多すぎる。多くの場合「誰もやったことがない」ことにチャレンジすると、失敗に終わる。なぜならば、誰もそれに手を出さないのは、そこに市場が存在しないからだ。 自分がオンライン英会話業界に参入を決めた時も、すでに100社以上は競業他社が存在していた。では、なぜそれでも参入を決めたかというと、自分のニーズを満たしてくれるスクールは未だ存在していないと思ったからだ。 一昔前までは、「万人に受

    いまどきの起業について:より良いものを追い求めて
  • ベンチャーとはなにか?....30ミリオンクラブへようこそ  - @ogawakazuhiro

    先日のエントリーで映画『ソーシャル・ネットワーク』を取り上げたところ、たくさんのRTや”いいね!”をいただきました。マーク・ザッカーバーグに話が集中しやすいFacebook(創業者ですからね^^)ですが、その成長に大きな勢いを与えたショーン・パーカーに、これまであまりスポットライトが当たってこなかったことに僕は不満でした。だから、このエントリーでショーンに関心を持つ方が増えたことをうれしく思います。 彼は毀誉褒貶の激しい人ですが、そもそも起業家って、そういうエネルギーを持て余し、さまざまな欲を持っている、もしくはそのことを自覚している人がなるものです。野心、野望をなぜか罪悪視しやすい日人ですが、大望を抱き、それに邁進する姿を礼賛してこそ、社会の活性化につながるんです。 さて、題です。 ベンチャーとはなんでしょう? 中小企業とは何が違うのでしょう? 起業家とはなんでしょう? 自営業を始め

    ベンチャーとはなにか?....30ミリオンクラブへようこそ  - @ogawakazuhiro
  • 起業の要諦ートラフィックエンジンとマネタイズエンジンの作り方 - @ogawakazuhiro

    インターネットビジネスに限らず、ほぼすべての事業に共通して考えねばならないことは、自分や自分たちの製品・サービスに対する関心を作り上げ、それを自分が求める形に集約すること、そしてそのトラフィックをいかに効率よくお金にすること、です。 前者の手法をトラフィックエンジン、後者をマネタイズエンジンと僕は呼んでいます。 トラフィックとは、ネット事業であればPV(ページビュー)やUU(ユニークユーザー)を増やすことであるし、百貨店であれば訪れる客数をあげることです。マネタイズとは、それらのトラフィックを換金する方法です。 つまり、トラフィックエンジンとマネタイズエンジンの両方を作ることが、大事なわけです。仕事をするときには、いまやっている仕事がトラフィックエンジンとマネタイズエンジンのどちらに関わることなのかを意識する必要があります。日々の仕事はどちらかのエンジンにガソリンやオイルを供給することなの

    起業の要諦ートラフィックエンジンとマネタイズエンジンの作り方 - @ogawakazuhiro
  • ネット生保立ち上げ秘話(31)中国人インターンの涙 

    対面vsネット 「機械は優れた人間の提案力には勝てない。ただ、1年から1年半で営業職員が総入れ替えとなる『大量導入、大量脱落』の日の営業職員の現場を見ていると、機械に勝てるだけのコンサルティングセールスをしているのか疑問だ。」 東洋経済2010年10月23日号。保険特集の冒頭を飾ったのは、出口のこのような辛辣な言葉。「どちらがいい?対面vsネット」と題されたページで、出口と対談したトップセールスマンも 「年金や税制を活用した保険などに興味があり、営業職員のコンサルティングを望む人もいる。対面とネットはすみ分けが可能だ。」 と述べるに止まった。 当初は銀行の窓口販売、乗り合い代理店等と並んで「新しい流通チャネル」の一つに過ぎないと看做されていたネット生保も、今やすっかりメジャーな存在、有力なマネー誌・経済誌上で「生命保険の賢い選び方」を論ずる上では伝統的対面セールスに対抗する、有力な存在と

    ネット生保立ち上げ秘話(31)中国人インターンの涙 
  • ネット生保立ち上げ秘話(30) 飛躍 - 岩瀬大輔

    生の声 「民間保険の過剰なあおりを受けているためか、ガンになると高額な医療費がかかると思っている方が多いです。しかし、医療費の支払いに関する殆どの相談は制度で解決します。」 群馬県のとある総合病院でソーシャルワーカーとして働き、日常的に患者の医療費支払いの相談に携わっている方からの一通のメール。とかく費用負担の大きさを強調しがちな保険会社に対して厳しい一言から始まっていた。 新しい保険商品を開発するにあたっては、とことん現場の声にこだわってみよう。そう考えて、知り合いの医療関係者からこの方を紹介してもらったのだ。「現在の職場が大変忙しく、対応が深夜になってしまうため、やり取りはメールでお願いしたい」という先方からの依頼も、疲弊する医療現場の様子を物語っている気がした。 地方の総合病院という条件付きではあるが、「『実際に必要なお金は差額ベッド代と月10万円程度』という貴社の説明は、実際の現場

    ネット生保立ち上げ秘話(30) 飛躍 - 岩瀬大輔
  • ネット生保立ち上げ秘話(28)ハトが選ぶ生命保険

    ハトが選ぶ生命保険 「今回ばかりは、不安やなぁ」 いつもは自身の判断にゆるぎない自信を持つ出口が、珍しく弱音を吐いた。 テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」に大きく取り上げられたことで契約数が順調に推移していた2009年7月末。業績だけ見る限り、懸念事項は見当たらなそうだった。 出口の心配の種は、少し前にマーケティング部の若手に駆り出されて自ら参加した、とあるウェブ媒体の企画だった。 その名も、「ハトが選んだ生命保険に入る」。若いウェブユーザーの間で熱狂的な人気を誇る、林雄二氏というライターの方が、所属するニフティの事業の一環として手掛けている「デイリーポータルZ」というウェブサイト上で、「自分が加入する生命保険の金額を多摩川の河原でハトに選ばせる」という企画を思い付き、ライフネットに協力依頼が来た。 普通であれば若い担当者が立ち会って終わるのだろうが、どういう訳だか社長の出口が全面的

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  • ネット生保立ち上げ秘話(27)タマを打ち続ける

    オバマ大統領の支持率? 週間ダイヤモンドのランキングで「かぞくへの保険」が1位を獲得したことで契約増に弾みをつけた2009年3月。ここで手綱を緩めることなく、次々と新しい施策を打ち出していった。 ひとつは「オバマ大統領の支持率」調査で幾多ものテレビ・雑誌・スポーツ新聞にライフネットの社名大量露出を実現した調査PR企画。味をしめた担当の松岡は草の根PR運動としてのリリースを大量に生み出していた。 3月18日「映画『おくりびと』に関する調査」、同24日「保育園・幼稚園に関する調査」、31日「婚活に関する調査」、5月1日「ワークライフバランスに関する調査」6月4日「昭和50年代生まれが懐かしく感じるもの調査」、7月2日「新型インフルエンザに関する意識調査」といった具合に。大手メディアのみならず各種ウェブ媒体、ブログやミクシィ日記でもこれらのリリースは大量に引用され、「何故、生命保険会社がこんな調

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  • 日本にベンチャーが少ない理由 - 『起業のファイナンス』

    ★★★★☆ 起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと 著者:磯崎 哲也 日実業出版社(2010-09-30) 販売元:Amazon.co.jp クチコミを見る 長期不況の原因は単純ではないが、その一つは新しいビジネスを開拓する企業が出てこないことだ。これを「ベンチャー」とか「イノベーション」といったカタカナで語るとリアリティがないが、要は企業の新陳代謝である。日起業は先進国でも異例なほど少なく、それが大企業に成長したケースはさらに少ない。それはなぜだろうか? 著者もいうように、その原因はファイナンスではない。日は超低金利が10年以上続き、市場には資金がダブついている。これ以上、日銀が量的緩和をしても、あふれているバケツに水を注ぐようなものだ。問題はそのバケツ――投資意欲――を大きくすることである。これを著者はケインズにならってアニマル・スピリッツと呼ぶ。それは金もうけの

    日本にベンチャーが少ない理由 - 『起業のファイナンス』
  • ネット生保立ち上げ秘話(25)13文字の衝撃 - 岩瀬大輔

    怨嗟の声 「みんな来て!これ、凄い!あと少しで1位になるぞ!」 2008年12月8日、夜9時過ぎ。半蔵門駅上のマクドナルドで買った夜を手にし、紙袋からフライドポテトをつまみいしながらマーケティング部の一角へ立ち寄ると、何だか騒然としている。ヤフー出身でウェブ広告を担当する堀江の机の前に4,5人が集まり、何だかパソコン画面の中を覗きこんでいる。面白そうなので、油っこい手をティッシュで拭いて、野次馬に参加することにした。 「どうしたんですか?」 「いや、先日のダイヤモンド社の原価開示の記事がヤフー!トピックスの上位に来ていて、今、経済ニュースで3位なんです!」 皆に交じってブラウザを覗きこむと、ヤフーのトップニュースのヘッドライン(見出し)が並ぶ中に、確かに以下の13文字が異彩を放っていることを確認できた。 「保険料の原価開示に業界不満」 11月20日に中間決算の発表と同時に行なった「付加

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  • ネット生保立ち上げ秘話(24)生命保険の「原価」開示

    投資家の眼 「ちょっとちょっと、岩瀬さん!どうなってるの!話が違うじゃない!」 2008年秋、ベンチャー関係者が集うとあるパーティで、ライフネットに投資してくれているベンチャーキャピタルのスタッフに呼び止められた。片手には半分空いた生ビールのグラス、顔はほろ酔い加減に見える。 「当初の計画に、全然達していてない。一体どうするつもりなんですか!」 いつもは紳士的だが、酔いも手伝って音をぶつけてくれているのを感じた。べかけのピラフの皿を近くのテーブルに置いて、自分なりに考えていることを答えることにした。 「仰る通りで、立ち上がりはスムーズに行っておらず申し訳ありません。でも、やってみて改めて思ったことは、奇策はない、ということです。投資頂いた前提となるファンダメンタルズは何ら変わっていませんし、やっていることは間違ってないと信じています。今後も当たり前のことを粘り強く、コツコツやり抜くしか

    ネット生保立ち上げ秘話(24)生命保険の「原価」開示
  • ネット生保立ち上げ秘話(22)2位では駄目なんですか? - 岩瀬大輔

    値下げ戦争の予兆 「大変です!SBIアクサが我々に対抗して値下げをすると発表しました!」 同僚からの報告を聞いて、思わずパソコンから顔をあげた。開業から4ヶ月目に入り、暑い夏が明けようとしていた2008年9月2日。折りしも社長の出口は二人で仕事を始めてから初めての休暇を取っているところだった。 「SBIアクサ生命がライフネットに対抗して保険料を割引」 このようなタイトルの日経新聞記事は、同社が翌10月から一定の条件の契約について保険料の割引を実施することと、それによって保険料が業界最低水準になったと主張していることを報じていた。 よりによって、出口が不在の間にこんなニューズが流れるとは。もしかして、先方に社長のスケジュールが漏れているのでは?そんな冗談を言う人までいた。 「ライフネット生命はマネックス、SBIアクサはSBIグループがそれぞれ支援しているが、ネット証券の熾烈な手数料値下げ競争

    ネット生保立ち上げ秘話(22)2位では駄目なんですか? - 岩瀬大輔
  • ネット生保立ち上げ秘話(21) 砂に水を撒く - 岩瀬大輔

    朝日新聞の五段広告 「水着でタイムが縮まるように保険の見直しで、あなたの保険料も変わるはず。」 開業3ヶ月目に朝日新聞に出稿した五段広告のコピー。掲載面もちょうどオリンピックで湧き上がるスポーツ面の下と、バッチリのはずだった。 「生きている今を楽しむために、生命保険を見直そう。ライフネット生命」 多くの人が内容を十分に理解しないまま、高い保険料を払っている。必ずしも必要ない特約や保障を省いて保険を合理的にし、かつ手数料が安い直販生保を選ぶことで、お金節約できる。亡くなったり不幸な出来事ばかりを心配するのではなく、保険を賢く見直して節約し、浮いた保険料で事に行ったり、旅行に出かけたり、もっと豊かな人生を送るべきではないか。そんな思いで創ったコピーだった。 しかし、結果は不発。広告が掲載されたこの日もネットを使えない高齢の方からの電話の問い合わせこそ増えたものの、ネット経由の申込みが増える

    ネット生保立ち上げ秘話(21) 砂に水を撒く - 岩瀬大輔
  • ネット生保立ち上げ秘話(20) 初日 - 岩瀬大輔

    F5ボタンを連打 2008年5月18日午前7時半、ライフネット生命は営業を開始した。プレスリリース等ではホームページの一般向けの公開は午前9時頃と謳っていたが、出口が5時前に関係者にメールを出していたこともあり、その時間を待たずして関係者、友人知人、そして一部の熱烈なサポーターの方々からの申し込みが入り始めた。 お客さまサービス部長を兼務する立場にあった僕は、お客様の機微情報を扱うセキュリティエリア内に設けられたデスクに座って、申込一覧を表示する画面を開きながら、数分に一度、落ち着きなくキーボードの「F5」ボタンを押してページを更新し、新たな申込みが入っていないかと確認をしていた。 間もなく、創業時から応援して下さっているある経営者の方から申込みが入った。開業時も朝一番で駆けつけてくれて皆を励まして回る谷家さんの姿が優しい母親だとすると、この方の遠くから、ときには厳しく見守りながら、この日

    ネット生保立ち上げ秘話(20) 初日 - 岩瀬大輔
  • ネット生保立ち上げ秘話(19)開業 - 岩瀬大輔

    記者会見 2008年5月16日、金曜日。神保町の学士会館に設けられた会場で、出口・野上と共に、百名近いマスコミ関係者を前に記者会見を行っていた。背後にはライフネット生命のロゴをあしらったグリーンと白が版目状に並び立つ看板。NHKをはじめとしてテレビカメラが数台。IT系のニュース記者は写真の画質にはさほどこだわらないのか、小さなデジカメを持参して自ら撮影をしていた。 「岩瀬さん、落ち着きないから気をつけて」 そう注意されていたので、ピンと背筋を伸ばして微動だにしないように心がけたところ、身長180センチを超す野上より座高が高く映っていた。 内容は、緊張していて余り覚えていない。冒頭に、出口が顔をやや紅潮させながら、創業の理念を語った。原点に立ち返って、当に消費者志向の生命保険会社を作りたい。保険料を半額にして、若い世代が安心して赤ちゃんを産めるような社会にしたい。保険金の不払いを無くして、

    ネット生保立ち上げ秘話(19)開業 - 岩瀬大輔
  • ネット生保立ち上げ秘話(18)予備免許 - 岩瀬大輔

    休戦 二〇〇八年三月一九日の午後。最終のユーザーテスト中に発覚したシステムトラブルへの対応を、もう一人の副社長である野上と議論していた。 事務の安定性を考えて、今のうちにシステムを抜的に修正しておくべきと主張する野上。開業が二ヶ月後に迫ったこの局面では、システムに手を入れるのは極力避けるべきで、業務側の事務フローを変更することで対応すべき、と主張する僕。議論は平行線を辿っていた。 そのとき、デスクの電話が鳴った。電話の主は、人事担当と社長秘書を務める、川越。 「川越さん?会議、三時からですよね。ちょっといま、取り込み中なんですけど・・・」 「社長がお話したいと言っています」 「出口さん?あとじゃぁ、だめですか」 「野上さんと二人で、至急、とのことです」 野上とはいったん「休戦」をして、オフィスの入り口付近に位置する出口の部屋に、二人で向かった。 社長室に急いで足を運ぶと、緊張した顔で出口

    ネット生保立ち上げ秘話(18)予備免許 - 岩瀬大輔
  • ネット生保立ち上げ秘話(16)ラッキーカラーはグリーン - 岩瀬大輔

    土壇場の心変わり 「この9カ月、よく考えたのですが、やはり今の職場を離れることはできません。出口さん、岩瀬さんには、当にご迷惑をおかけしますが、お許しください」 2007年11月中旬のこと。部下を3人従えて、CIO(最高情報責任者)として当社に入社することが決まっていたT氏が、急きょ入社を辞退したのである。 開業に向けたシステム構築は、瀬戸際にさしかかっていた。社内にいた2名のスタッフは、Tチームがいつ来るのか、毎月待ちながらも、何とか踏ん張って新しい生保会社のインフラをどんどんと構築してくれていた。僕らも、2月に入社確約書にサインをしてくれたTの言葉を信じて、追加の人員を雇うことはしていなかった。 ネット生保の会社なのに、ITの最高責任者が不在。目標としていた2008年4月の開業を約半年後に控えて、僕たちは再びピンチを迎えた。 悪い予感は、その数週間後に的中した。 「基幹システムとウェ

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  • 【本日開催です】 アゴラ起業塾 「iPhone/iPadで起業しよう」

    iPhoneの登場により、10年続いたi-modeビジネスにも陰りが見えてきました。とはいえ、この新しいプラットフォームには、「世界のプレイヤー」と「個人のプレイヤー」が殺到し、既存のi-modeプレイヤーたちも参入に地団駄を踏んでいる状況です。そして彗星のように現れたiPadPCでもケータイでもないデバイスが今後ぞくぞくと出現することを予感させます。 そこで、今回は、今までのモバイルの歴史をふりかえった上で、現在の潮流を再検証し、今後出現するデバイスやプラットフォームに踊らされず、自分自身ならでは事業を貫くためのヒントを持ち帰っていただきます。 当講演では、ゲストスピーカーに、この領域において豊富な知見とネットワークを持つ藤永真至氏と加賀谷友典氏を招き、ご参加者とのディスカッションをまじえて、どんな起業家が活躍しているのか、どんな事業を組み立てていくべきか探ってみたいと思います。 ■開

    【本日開催です】 アゴラ起業塾 「iPhone/iPadで起業しよう」
  • ネット生保立ち上げ秘話(13)増えていくサポーター - 岩瀬大輔

    出会いが出会いを呼ぶ 2007年3月、男性誌「GQジャパン」の編集部から一通のメールが届いた: 「弊誌編集部一同で、岩瀬さんの『ハーバードMBA留学記』を興味深く拝読しました。読者の中には、このをきっかけに人生設計を練り直す方も多いかと思います。つきましては、このを軸に、岩瀬さんが現在手がけておられる事業のご紹介も含め、弊誌にて特集記事を組めればと存じます。思い切ったページ数での展開も視野に入れておりまして、まずは一度、編集部の人間ともども、ご挨拶と趣旨説明にうかがえませんでしょうか。」 このメールがきっかけとなり、同誌で8ページにも渡って、ネット生保立ち上げの特集記事が組まれることとなった。この雑誌をたまたま手に取ったヤフージャパンに勤める伊藤というシステムエンジニアが応募をしてきて、ネットライフ企画に加わることとなった。 その彼が、「今の僕たちに足りないものを」ということで、かつて

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  • ネット生保立ち上げ秘話(12)システム構築 - 岩瀬大輔

    生命保険の「無印商品」 「お二人は、どのような生命保険会社を作りたいとお考えですか」 溜池山王の交差点付近から乗り込んだ黒い日交通のタクシーの助手席には、小型カメラを手にしたテレビ東京のディレクター。後部座席に座る僕と出口に向けて、カメラを回しながらインタビューが始まっていた。 出口は慣れないカメラに向かって、少し緊張した面持ちで、ゆっくりと答えた。 「はい。私たちは、いわば、生命保険の『無印商品』を作りたいと思っています」 僕は即座に脇をつつきながら、耳元で囁いた。 「・・・出口さん、『無印商品』じゃなくて『無印良品』でしょ・・・」 数日後のニュース番組では、CM後の番組を紹介する短いカットに、この二人の漫才のようなやり取りが使われていた。「どうなるか、凸凹コンビの挑戦!」というナレーション付きで。 新宿御苑の森の中 この日は、初めての引っ越しだった。そもそも、今のオフィスには僕らのデ

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  • ネット生保立ち上げ秘話(11) 金融庁の青島刑事 - 岩瀬大輔

    生命保険免許の実質審査始まる 資集めと人材採用が進む間も、金融庁との認可折衝は続いていた。第七回のエントリーでは「よろしくご指導ください」とお辞儀をして終わっていたので、今回はその続きから。 時計の針は再び、2007年10月に。保険課長との面談の翌週の10月12日、実務担当者となる係長クラスの方々との初めてのアポがセットされた。ここから、実質的な折衝プロセスが開始することとなる。このミーティングには以下の三名の係長が出席した: ・監督局保険課 生命保険第一係長 ・  同    商品室 生命保険商品第一係長 ・  同    保険サービス監視第一係長 我々の方から、課長に渡した資料を使って一通り説明すると、「ざっと話を伺った印象で、感想めいたことをお話します」とのことで、全体を総括する係長から、以下のコメントをもらった。 「保険分野でも『顧客利便』が平成16年12月の答申でもキーワードとなっ

    ネット生保立ち上げ秘話(11) 金融庁の青島刑事 - 岩瀬大輔