IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:藤江 一正)は、IPAに情報提供のあった「特定の企業や組織、個人に特化した攻撃に使われる標的型攻撃メール」を分析した技術レポート(IPAテクニカルウォッチ 第11回)を公開しました。 標的型攻撃メールは、特定の企業や組織、個人に対して、だましのテクニックを使い添付ファイルを開かせたり、ウェブアクセスを誘うことでウイルスに感染させる攻撃の一つです。一見すると、普段からやり取りしている見慣れた文面で、更に詳しい内容を知るために、添付ファイルの開封を促すように書かれています。事実に即した内容を引用するなど文面が巧妙なため、メール本文の内容に意識が向き、差出人や添付ファイルの種類などを十分に注意せず、疑うことなく添付ファイルやウェブリンクを開いてしまうと考えられます。 IPAでは2011年10月から標的型サイバー攻撃の特別相談窓口で標的型攻撃メールの情