WeiwojingさんTOP 旅行記996冊 クチコミ137件 Q&A回答107件 2,136,766アクセス フォロワー194人 忘れえぬ1冊の本がある。それは『板東俘虜収容所物語 日本とドイツの国境を越えた友情』( 棟田博著、2006年発行 )という本である。この本で初めて知った「板東俘捕虜収容所」。興味を覚え、一気に読んでしまった。 1914年、ボスニアのサラエボでオーストリアの皇太子夫妻が暗殺された事件をきっかけにヨーロツパ全土で第一次世界大戦が勃発した。 当時ヨーロツパの強国は軍事的にも経済的にもその必要性からアジアの国々に進出し、植民地化していた。ドイツは中国 ・青島を領有し、イギリスも山東半島に租借地を有していた。イギリスはドイツに参戦布告し、ドイツの東洋艦隊から自国の商戦を守るため、日英同盟を結んでいた日本に協力を求めてきた。 日本はこれを中国に進出する機と捉え、1914年