アイルランド系、デンマーク系、ロシア系ドイツ人、華人、ヒスパニック等、移民集団の移動の歴史、 空間的広がりはどのように折り重なってアメリカの基層文化を形作ってきたのか。アメリカ地誌を、 各移民集団の多様な文化の残存、移民博物館、移民文化の観光資源化に焦点を当て、 グローバルな地理学的な枠組みにおいて、読み解きなおす試み。 【執筆者】 矢ケ﨑典隆、大石太郎、根田克彦、髙橋昂輝、山根 拓、石井久生、加賀美雅弘、山下清海、浦部浩之 第1章 世界の博物館アメリカ―視点と方法― 矢ケ﨑典隆 1 アメリカ合衆国の表層と基層 2 移民の出身地と類型 3 分裂しない多民族国家 4 移民博物館と無形移民博物館 第2章 移民博物館が描くアメリカ地誌 矢ケ﨑典隆 1 文化地域と移民博物館 2 移民博物館の類型と分布 3 移民文化の観光資源化 4 世界の出来事の記憶 コラム1 カリフォルニアのリトルデンマーク
「社会学」ってどんな学問なんだろう。この素朴な疑問に対し、高校生・大学・社会人の3人を主人公にして、彼らが過ごす一週間から「社会学」とは何かを考える。 多様な社会学をできるだけ広くとりあげており、平易に理解できるように著された楽しい社会学概論書である。 PARTⅠ Weekday アイさんの場合 第1章 クラスルームで学ぶこと――教育社会学入門 1 不思議なテスト 2 学校の不思議 3 なぜ人は勉強にかりたてられるのか 4 クラスルームの構造がいじめを作る? 5 男の子/女の子は学校で作られる? 第2章 正しいお箸の使い方――知識社会学入門 1 内容の知識と方法の知識 2 知識はカである 3 人並みであること 4 人に差をつけること 5 表現としてのマナー 6 方法の知識は身体で覚える 第3章 ふつうの家族って何?――家族の人類学入門 1 家族それぞれ 2 変化する家族 3 家族のかたちは
四方由美 著 2014年10月30日刊行 5,940円(税込価格) ISBN978-4-7620-2481-8 C3036 A5判 290頁 女性が犯罪報道の当事者となった場合、犯罪報道の「問題」がより深刻になる、男性の場合と異なる問題が生じたりする事象を対象に研究。 ジェンダーとメディアという視点から考察を行うことにより、犯罪報道が「ジェンダー」あるいは「女性」の概念の産出にどのように関与しているかという点に言及。 女性被害者や女性被疑者に対して、報道においてどのようなラベリングが行われているか、そのラベリングはジェンダーとメディア研究とくに構築主義的な立場からみるとどのように解釈できるかをまとめる。
私たちが失ったものは何か。 今、そして、これから向き合うべき問題は何か。 時代をリードする研究者たちが社会問題の最前線に挑む。 シリーズ第1巻では、現代社会において見出される「医療化」の諸相を、日本社会の実態に即して明らかにするとともに、とくに逸脱の「医療化」に伴う「責任」配分のポリティクス、という軸から解読する。 「医療化」論の変遷をふまえたうえで、医療化がもっとも先鋭に現れているアメリカを念頭におき、現代日本社会における「医療化」の実態を浮かび上がらせる。また、「医療化」のもっとも論争的な問題、すなわち逸脱・問題状況の定義の変化に随伴する社会的意味の変容と社会的処遇の変化、当事者、関係者、観衆の関係における「責任」配分のポリティクスの位相を、具体的事例を通して鮮明に描出。 医療化の諸相と社会過程のダイナミクスならびにその所産を「ポリティクス」として捉え、系統的・経験的分析を試みた気鋭の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く