抒情画の中の着物 抒情画とは、主に大正ロマンや昭和モダンのロマンチックな女性を描いた絵をいい、そうした抒情画の中の女性たちの着物姿は、今でも私たちの憧れであり、ファッションアイコンでもあります。 高畠華宵や竹久夢二などが描く女性たちの着物姿は、その体に沿ってゆるやかでたおやか、そしてどこかエロティックです。 昭和のアンティーク着物を紹介した『昭和モダンキモノ』では、抒情画に描かれた女性の着物コーディネートを再現しています。 伝統的な麻の葉や縞のほか、大胆で華やかなバラの意匠まで、当時の着物の艶やかさが伝わります。