華やかなステージから学究の道へ――。抜群のスタイルとダイナミックなダンス、情感あふれる歌声でファンを魅了した、宝塚歌劇団月組元トップ娘役の美園さくらさん。昨夏、約10年のタカラジェンヌ生活に別れを告げ、この春から慶応義塾大学の大学院に通っています。「学び直し」(リカレント)を選んだのは、宝塚時代の「ある経験」からだそう。30代を前に新たな挑戦をする心境を聞きました。 「哲学や経済、美術などに関する本を読んで、インプットを増やしています。読書はリターンが大きい」と美園さん 「逃げ道」探す手伝いを ――学生生活はいかがですか。 起業するために必要なことや、イノベーション(技術革新)の意味について、同期生や教授とのディスカッションを通して突き詰めています。ビジネススクールのような感じですね。「もの作り」という点では、チームで一つのお芝居やショーを作り上げる宝塚と似ているところがあります。 プログ