生命保険最大手の日本生命保険が平成23年春の新卒採用計画で、一般事務職に当たる「業務職」の採用を今春入社に比べ約4割減となる160人にすることが9日、分かった。同3位の明治安田生命保険も大幅削減、4位の住友生命保険は一般職の採用を見送る。景気低迷の影響で、一般事務職などの離職が減っていることなどが理由で、業界内で採用を大幅に抑制する動きが広がってきた。 日本生命の業務職は、離職者が減ってきたため、今春より117人少ない160人とする予定だ。勤務地が限定される「CS総合職」を含む総合職の採用数も今春より36人少ない230人とする。 明治安田生命は勤務地が限定される「特定総合職」を含む総合職の採用数を今春の約半分の150人に抑制。一般事務職に相当する「アソシエイト職」は約8割減の50人に絞り込む。採用抑制は、今春までの3年間で人員増強にメドがついたためとしている。 住友生命も総合職採用を