ザ・マンザイで優勝したウーマンラッシュアワーですが、TVで安定した人気を得るには、越えるべき壁はあるだろうなと思う。ネタを書いて、セリフも9割方自分でしゃべる早口の村本さんが相方に「ゲスいキャラは自分がやるから、お前は良い人でいろ」と言ったそうですが、そもそもそれが合っているのか?要は、台本書いている村本さん的に、自分がボケで、相方がツッコミなんだろうけど、よく見ると、ボケ(非日常)とツッコミ(日常)が逆転している。 お笑いは「緊張の弛緩」と言われるが、漫才はボケ(弛緩)とツッコミ(緊張)の繰り返しが基本で、権威・常識・正解側と、ダメな奴・非常識・不正解側で出来ている。ウーマンラッシュアワーの服装一つ見ても、ネクタイとスーツで正装しているのは村本側で、ピエロみたいな格好のパラダイス中川側が、ボケ役に見えてしまう。漫才の役柄も、ナルシストな二枚目役が村本で、女性役が中川側。より非日常で奇抜な