とうとうこの日が来てしまいました。 客観的に見て、プロ棋士が5局を全部勝ちきる事は厳しいほどにコンピュータ将棋が強くなっている現状なので、第2回将棋電王戦のどこかで当然この日がくるだろうと思ってはいましたが、実際に来てしまうと思いの外ダメージありますね。負けた直後もですが、今朝起きて佐藤慎一四段のブログを読んだらさらにグッとくるものがありました。 いかに理屈をこねようと、コンピュータに棋士が敗れた瞬間、棋士が指す意味がわずかでも減るんじゃないかと危惧していましたが、もちろんそんな事はありませんでしたね。 佐藤慎一四段が一手一手に魂を込めるその姿は、ハチワンダイバー最新刊の鈴木八段の姿に重なりました。一人の男が将棋に生涯を捧げ、一局にその全てを込める姿に魅力が宿らないはずないですもん。惜しくも敗れてしまいましたが、一生忘れないであろうほど記憶に残る一局でした。 理想的な形での初黒星 誤解を承