食べ物や飲み物は、舌で味わうもの。と思いがちですが、本当にそうでしょうか? 見た目やにおいが変わると、簡単に味が変わって感じてしまいます。人は、味覚ではなくイメージを味わっていると言えるでしょう。 暑くなると食べたくなるのが、かき氷です。真っ赤なイチゴ味、黄緑色のメロン味、黄色のレモン味などさまざまな味があります。実は、多くの場合、これらはほとんど同じ成分でできていることをご存知でしょうか? 口に入る味の成分は同じでも見た目や香りが違うと、かき氷を食べるときにまるで違う味のように感じます。真っ赤な「イチゴ味」シロップがかかったかき氷を食べるとき、たとえそれがメロン味と同じ成分のシロップだとしても、僕たちはイチゴ味として美味しく味わっているのです。 僕たちは食べ物の味をあじわっているようでいて、「見た目」に簡単に影響されてしまうのです。 ある清涼飲料水ブランドは、オレンジ味、グレープ味など様