去る6月20日(日)に大阪・ドーンセンターで開催された日本女性学会大会のワークショップ企画「フェミニズム運動や研究組織における非正規・無償労働問題を問い直す」について、マサキチトセさんのまとめたレポートが日本女性学会「学会ニュース 第120号」(2010年10月発行)に掲載されました。その内容を、以下に再掲載します。 ***** ●WAN労働争議をきっかけとしたワークショップを女性学会で開催しました ウィメンズ・アクション・ネットワーク(WAN)の労働争議をきっかけとする当WSではミヤマアキラ、清水晶子、斉藤正美が論点を提示し、ディスカッションを行った。 ミヤマはフェミニズムにおける平場主義やシスターフッドの幻想が権力関係を隠蔽するとし、指揮系統の不備や不透明な雇用者責任及びシャドーワークの低評価を指摘した。清水は、特にフェミニズムやジェンダー研究で恒常的な資金不足があり「大物を呼ぶ」時で