15時間前 市場の店主と縁台将棋を楽しむ白濱さん(右)=北九州市小倉北区の旦過市場で2013年6月5日、松田幸三撮影 北九州市立大文学部人間関係学科の女子大生が人類学の研究テーマとして昔懐かしい「縁台将棋」を選び、10日から縁台将棋の大会「第1回旦過(たんが)杯将棋大会」を同市小倉北区の旦過市場内の交流スペース「大學堂(だいがくどう)」で開催する。住宅事情の変化などから見かけることの少なくなった縁台将棋だが、人類学の視点から新たな光を当てるユニークな試みとして注目されそうだ。 縁台将棋大会を企画したのは、福岡県糸島市の出身で同大人間関係学科4年の白濱美南子さん(21)。小学生の頃から父親や2人の姉と将棋に親しんできた。 縁台将棋は、路地の縁台で対局する庶民の娯楽。散歩のついでに立ち寄った人が駒の持ち主と対局したり、知らない人同士が交代で対局することもあり、将棋を通して新しい人間関係も生まれ