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2009年8月11日のブックマーク (1件)

  • 福本修のホームページ

    「心の理論」仮説と『哲学探究』 アスペルガー症候群[から/を]見たウィトゲンシュタイン 福修 I. 小論で私は、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインLudwig Wittgenstein(1889-1951)の哲学的思索が高機能(アスペルガー型)自閉症者の経験構造の表現となっている(「示している」)ことを読むとともに、それが彼にとって極めてリアルであって、彼自身が自閉症的な様態に親和性のあることを論じたい。ここでの自閉症的経験構造一般の理解は、さまざまな仮説がある中で、障害を認知的な角度から見ようとする「自閉症者の『心の理論』欠損仮説」に基づいている。言い換えれば、焦点は記述精神病理学的な症状論の水準にないので、格的な自閉症の症状が彼に乏しいことは、この方向で考察を進める妨げとならない。彼にはすぐ思い浮かべられるような症状は見られないが、彼の対人関係には自閉症的挿話が満ちている。そしてそ

    hotsuma
    hotsuma 2009/08/11
    "彼は四才まで発語がなかったようである。それが平均的でないことは確かだが、これ自体では何を意味するとも言えない。発語の代わりに何があったのかに興味が湧く。"