2010年06月02日 歯磨きの回数が少ないと、心血管疾患のリスク上昇。 スコットランドの35歳以上の男女11,869人を平均8.1年追跡したところ、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患(555例)のリスクは、歯磨きの回数が一日2回のグループと比べて、一日1回のグループで1.3倍、一日1回未満のグループで1.7倍と上昇した。論文はBritish Medical Journal電子版に2010年5月27日掲載された。 対象者の平均年齢は50歳。歯磨きの回数は、一日2回が71%、1回が24%、1回未満が5%だった。発症した心血管疾患555例のうち74%(411例)は、急性心筋梗塞などの冠動脈疾患だった。 対象者の半数弱(4,830人)で、全身の炎症の指標(C反応性蛋白とフィブリノーゲン)を測定した。すると、歯磨きの回数が少ないほど、二つの血中濃度は高くなる結果だった。 著者らは、歯磨きの回数